俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

赤蜻蛉

2024-10-06 | 俳句・秋・動物

 

 

億年をかく生きてきぬ赤蜻蛉

 

 

 

 

 

 

一般的にはトンボ目トンボ科アカネ属のトンボの総称。

 

 

 

 

 

 

大部分は成熟すると腹部が赤くなる。

アキアカネ、ミヤマアカネなどがある。

また、体の赤いショウジョウトンボ、ベニトンボなどを含めることもある。

 

 

 

 

 

 

赤卒(あかえんば)は赤蜻蛉の古名。

 

 

 

 

 

 

湿地の草に赤蜻蛉が止まった。

トンボは数億年前から地球上に生息する古い昆虫であるという。

ならばこの赤蜻蛉も、億年の単位をこのように生きてきたのだなあと思った。

 

 

 

 

 

赤蜻蛉幼きころの母偲び

 

 

 

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精霊ばった

2024-09-09 | 俳句・秋・動物

 

 

照りつける日差し精霊ばつたにも

 

 

 

 

 

バッタの一種。

草原に多い。

日本、台湾、中国に分布。

 

 

 

 

 

 

体長は雄約40ミリメートル、雌約80ミリメートル。

体は緑色または灰褐色で細長く、頭部は細くとがり、短い触角をもつ。

 

 

 

 

 

 

雄は飛ぶときキチキチと音を出すのでキチキチバッタともいう。

米搗バッタの別名もある。

 

 

 

 

 

 

日差しが照り付けていた。

道を歩いている精霊ばったにも日差しが強かった。

 

 

 

 

 

草色の精霊ばつた草の中

 

 

 

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秋の蝶

2024-09-04 | 俳句・秋・動物

 

 

蜜吸ひに止まるは刹那秋の蝶

 

 

 

 

 

 

立秋を過ぎても見かける蝶のことをいう。

 

 

 

 

 

 

せせり蝶や蜆蝶など、地味な蝶が多く目につく。

 

 

 

 

 

 

八月から九月にかけて、林間や草原では翅の模様もさまざまな秋の蝶が舞う。

 

 

 

 

 

 

秋の蝶が花の蜜を吸うために止まったが、それは一瞬で、すぐに飛んでほかの花へと移って行った。

 

 

 

 

 

散策路に睦む秋蝶見てしまふ

 

 

 

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溝蕎麦

2023-10-16 | 俳句・秋・動物

 

 

雲切れて溝蕎麦に差す夕日かな

 

 

 

 

 

 

タデ科の一年草。

水辺や湿地に群生する。

 

 

 

 

 

 

八~十月頃、茎の先端に白、薄紅、淡緑などの細かい花を固まってつける。

今年は暑すぎた所為か、十月になって咲き出した。

 

 

 

 

 

 

葉の形が牛の額に似ているところから、別名「牛の額」ともいう。

 

 

 

 

 

 

川べりに溝蕎麦が群生していた。

曇っていた雲が切れて、溝蕎麦に夕日が差してきた。

 

 

 

 

 

溝蕎麦や少年犬に曳かれゐて

 

 

 

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秋の蝶

2023-09-18 | 俳句・秋・動物

ツマグロヒョウモン(雄)

 

 

川縁の草に執して秋の蝶

 

 

 

モンキチョウ(雌)

 

 

秋に見られるすべての蝶をさしていう。

 

 

 

 

 

 

秋にはせせり蝶や蜆蝶など、地味な蝶が多く目につく。

 

 

 

 

 

 

晩秋になると蝶の数も減り、飛び方も弱々しくなる。

 

 

 

 

 

 

秋の蝶が飛び回っていた。

その蝶は時々川縁の草の花に止まり、執しているように見えた。

 

 

 

モンキチョウ(雌)

 

 

秋蝶の草に隠るることもよし

 

 

 

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