俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

2020-05-02 | ノンジャンル




藤の香に誘はれきしが誰(た)もをらず




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マメ科フジ属の落葉蔓性植物の総称。







山野で他の木に巻きついて自生する。







晩春、その年の枝の先に数十センチから一メートル

以上に及ぶ長い総状花序をつけて下垂する。

山藤は花房が短い。







花は濃淡の紫色だが、白い品種もある。

みずみずしい美しさが好まれ、庭園や公園、寺社など

に植えられ、藤棚が作られている。







よい香りがするので行ってみると藤の花が咲いていた。

惜しいことに、そこには満開の藤を見る人は誰も

いなかった。






藤棚を潜りて山を望みけり




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芝桜

2019-05-01 | ノンジャンル




芝桜牛乳飲みて歩き出し




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ハナシノブ科の多年草。

北アメリカ原産。







花壇の縁取りや石垣に垂らして栽培される。







茎は細かく枝分かれし、芝のように地面を這う。







四~五月、桜に似た小花を株一面に咲かせる。







牛乳を飲んで歩き出すと、芝桜が明るく咲いていた。






元号の令和となりぬ芝桜




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黒百合

2011-06-05 | ノンジャンル


黒百合にまた降つてきし山の雨

ユリ科の多年草。本州中部以北の高山帯の草原に自生。北海道では低地にも見られる。六~八月頃、茎の先に黒紫褐色の花を下向きにつける。アイヌでは恋の花として知られる。アルプの里に小さな黒百合が咲いていた。止んでいた雨が再び降ってきて、黒百合を濡らした。

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黒百合を見しかと声をかけられぬ


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春の日

2010-04-25 | ノンジャンル


春日今ローソク島に灯りけり

遊覧船で隠岐の島のローソク島を廻った。運良く晴れていたので、期待された。時間を合わせて、船長が調度良いところで船を止めた。波が結構あり、上下に大きく揺れたが、ローソク島に春日が灯る瞬間を写真に撮ることができた。自然の造る芸術に、心から感動した。

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浸食の岩の間より春日かな



色増して春の夕日や隠岐の海


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