外に出れば歩きたくなる夏の空
晴れ渡り、太陽が照りつける夏季の空をいう。
大空の遠いところまで真っ青に深々と輝く夏空。
力強い雲を高々と立ち上がらせて、その雲の峰が雄々しい夏空。
四季の空のうち、夏空はもっとも大きく、広く、青い。
暑い日が続くが、外に出れば歩きたくなるような夏空であった。
地平まで夏空を見て佇みぬ
外に出れば歩きたくなる夏の空
晴れ渡り、太陽が照りつける夏季の空をいう。
大空の遠いところまで真っ青に深々と輝く夏空。
力強い雲を高々と立ち上がらせて、その雲の峰が雄々しい夏空。
四季の空のうち、夏空はもっとも大きく、広く、青い。
暑い日が続くが、外に出れば歩きたくなるような夏空であった。
地平まで夏空を見て佇みぬ
ルビーかとトマトに夕日当たりゐて
ナス科の一年草の実。
ペルー原産。
六月頃、黄色の合弁花をつけ、花が落ちると実を結ぶ。
真っ赤に熟れた実は、冷やしてサラダなどに用いる。
最近は、ミニトマトと呼ばれる小ぶりのものに人気があり、家庭菜園でも栽培される。
トマトに夕日が当たり、真っ赤になっていた。
宝石のルビーかと思うほどであった。
もう一品ワインに欲しとトマト切る
青空を翔る白鷺眼前に
サギ科の鳥の中で、体が白色のものをいう。
小鷺、中鷺、大鷺の三種があり、小鷺が留鳥、他の二種は渡り鳥。
夏の繁殖期には三種とも混合して林にコロニーをつくる。
青空をバックに、白鷺が目の前を飛んで行った。
川中の白鷺白を輝かす
青柿や赤子泣くこゑ窓に洩れ
まだ熟していない青い柿をいう。
渋くて食べられないが、若さをみなぎらせている。
柿の実は夏の間青いまま大きくなっていく。
歩いていると、青柿が生っていた。
その家の窓から赤子の泣く声が洩れてきた。
青柿の小道選びて入りにけり
用水の苔むす槻や蝸牛
マイマイ類の軟体動物。
陸生の巻貝。
木や草に這い上がり、若芽や若葉を食う。
螺旋形の殻を負い、頭に屈伸する二対の角がある。
その長い方の先に目があり、明暗を判別する。
雌雄同体で、雄の機能と雌の機能を備えていて、雌雄どちらかに成熟して交尾し産卵する。
用水沿いを歩いていると、苔むした欅に蝸牛が張りついていた。
ずっと探していたが、ようやく出会えた。
でで虫や歩けば喉の渇ききて