俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

八手の花

2017-11-30 | 俳句・冬・植物




夕日へと向かつて歩き花八手



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



ウコギ科の常緑低木。







暖地の海岸近くに自生し、観賞用に庭に植栽もされる。







別名「天狗の羽団扇」という。







初冬に、白い細かい花を毬状につける。







吉備寺やまきび公園、まきび記念館などを見学し、次の

目的地へと夕日に向って歩き出した。

途中、民家の八手が塀の上に花をつけ、夕日色になって

いた。






花八手真備(まきび)ゆかりの地を歩き



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南天の実

2017-11-29 | 俳句・冬・植物




鈴鳴らし願ひ一つを実南天



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



メギ科の常緑低木。







晩秋から冬にかけて茎の先に小球状の赤い実が熟す。







古くから難を転ずる木として、正月の生け花などに利用さ

れる。







御堂の鈴を鳴らして一つだけ願いを述べた。

傍らの南天の実が真っ赤に色づいていた。






  備中高松城主
宗治公自刃の跡の実南天



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万両

2017-11-28 | 俳句・冬・植物




夕日まだ万両にあり薬師堂



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



ヤブコウジ科の常緑低木。



吉備寺



岡山県の吉備寺を夕方訪れた。

ここに伝行基作薬師如来像(秘仏)が安置されている。







万両は七月頃白い小花を枝先につけるが、冬に球形の

果実が深紅色に熟す。







吉備寺の庭には万両が深紅の実をつけて、まだ残っている

夕日に輝いていた。






万両や真備に安けき旅心



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬薔薇

2017-11-27 | 俳句・冬・植物




不可思議は女心や冬薔薇



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



冬に咲く薔薇のことをいう。







四季咲きの大輪種は晩夏に剪定する。







仲秋から咲き始め、寒くなっても咲き続ける。







寒気の中で鮮やかに咲いている花もあれば、蕾のままの

ものもある。







不可思議という言葉は女心を言い表すためにあるのでは

ないかと思うことがある。

冬の薔薇が美しく咲くように。






冬薔薇や光の中を歩ききて



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜落葉

2017-11-26 | 俳句・冬・植物




底抜けに晴れたる桜落葉かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



桜の葉の落葉したものをいう。







桜の葉は寒くなると赤く紅葉し、鮮やかなものもある。







底抜けによく晴れ渡った。

そんな日に、色鮮やかな桜落葉が見られた。






桜落葉を栞とせむと拾ひけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする