俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春の鳥

2019-02-28 | 俳句・春・動物




春の鳥ひとり遊びのやうにゐて




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春に鳴く鳥をいう。

春には種々の鳥が家の近くや野山に姿を見せる。







繁殖期を迎えた鳥が活発に活動するため、鳥が目につく。

「春禽」ともいう。







春の鳥を見かけた。

一羽で動き回っている様子は、まるでひとり遊びをしている

ようであった。






春禽の居場所となりぬ池の石




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剪定

2019-02-27 | 俳句・春・人事




昼の日を背にぱちぱちと剪定夫




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果樹の生育や結実を調節するため、枝の一部を切り取る

ことと、庭木などの形を整えることに大別される。







芽が出る前に、伸びすぎた枝や枯枝を取り除くものである。







剪定の鋏の音も春を実感させるものといえる。







法被を着た植木職人が、昼の日差しを背に受けて木の枝を

剪定していた。

鋏のぱちぱちという音だけが聞えた。






剪定や天海僧正像の裏




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春障子

2019-02-26 | 俳句・春・人事




春障子開けて本丸御殿かな




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「障子」は冬の季語だが、春となって明るく感じられるのが

「春障子」である。







屋外の若緑が映えるのを感じ取れるのも、春障子の効果で

ある。







川越城の本丸御殿を訪れた。

今も城の一部の建物が残っていて、当時を偲ぶことができる。







春障子をあけ放って、風を入れ、庭園が見られるようになっ

ていた。






坊主の間家老の間あり春障子




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梅林

2019-02-25 | 俳句・春・植物




梅林や峡の細道上りきて




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梅の木を植えた林をいう。







観賞用に植えている所もあれば、梅の実を採るために植えて

いる所もある。







早春になると一斉に、あるいは次々と梅林の梅が咲き出し、

白い雲のようになって見事な景を作る。







「梅の里」は青梅梅郷のような、山の麓に広がる梅林をイメー

ジする。







東京の西に位置する高尾の梅を観に行った。

細い峡の道を上って行くと、山腹に張りつくように梅林があっ

た。

まだ四分咲き程度であったが、山の梅林も趣きがあった。






川沿ひの道を歩きて梅の里




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梅見

2019-02-24 | 俳句・春・人事




参拝をして天神の梅見かな




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梅の花を愛でること。







ただし、梅の花は古来、その姿形よりも清楚な香りが愛でら

れてきた。




 


人々は、早春に馥郁と香る梅を愛でに出かけるのである。







湯島天満宮(湯島天神)が梅まつりを開催していた。







先ず、並んで参拝し、それから境内の紅白の梅を観賞した。






観梅や天神の絵馬重さうに




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