毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

散歩と買い物    2011/02/17(木) No.65

2011-02-17 15:16:12 | 中国事情
 今朝まで雨が残り、午前中は底冷えのする天気だったが、昼過ぎになると地面が少しずつ乾いてきたので、一昨日以来初めて外に出た。さすがに日本から来たときのような膨れあがった格好は恥ずかしかったので、ズボンもダウンコートも1着ずつにした。
腰と背中にカイロを貼り付けて出発。

 今日は宿舎のあるキャンパスの北部を30分ほど歩いた。一昨日は学生の姿が全く見られなかったが、今日はボチボチ荷物を持って学生たちが寮に戻ってきている。早くもカップルで散策する姿を少なくとも20組は見かけた。来週にはもうこの辺りは学生だらけになる。屋台や食堂などの店は、まだ正月気分が抜けないのと、開けても客がいないのとで、まだ多くは閉めている。ときおり、店の前でペンキをぬったり、修理したりする姿も見られた。とてものどかだ。

 北部の半分くらいを廻って正門付近に戻り、キャンパス内の中国銀行ATMでお金を引き出した(1/15にあったクリスマスツリーはさすがに消えていた)。
もう800元以上の金額を一度に引き出すような無謀なことはせず、地道に800元を引き出す操作を数回繰り返した。
 
 以前初めてこのATM機を使ったときは、英語の音声がやけに大きく感じられて、思わず辺りを見渡すと、やっぱり遠くから職員がじっとこちらを見ていた。その時、後ろに並ぶ人が来たので、そこそこに操作を止めると、なんと並んだ人から「Thank you.」と言われたんだった。中国に来てこうした場面でそんな言葉を言われたのは初めてなので、(おお!)と思った。

 「中国人同士ならそんな時、絶対に『謝謝』なんて言いませんよ。中国人は外国人に優しいんです。」と我が日本語学科の学生が言う。
確かにそう思う。いつも行くスーパー「全家百貨」のレジ係の若いお嬢さんも、私には買った品物を袋に入れるのをよく手伝ってくれる。みんなに同じことはしていない。
ま、私が愛想良くニッコリ微笑んだりするお返しかも知れないけど。
(て言うか、ただモタモタしていて次の作業の邪魔だからかも…
時々、えらそうな態度のおっちゃん客がいて、顎で指図したり、大声で高飛車に言う(少なくともそう聞こえる)のにも、泣きもせず堂々と渡り合っている。鍛えられている娘さんたちだ。

 今日、客がほとんどいない店内で小さくて美味しい江西省特産のミカンを選んでいると、女性店員たちが強い口調+大きな声で言い合いを始めた。他にわずかいた客が、苦笑いしている。その言い合いは、私が10分ほど店であれこれ選んでいる間、断続的に続き、レジで54.2元支払ったちょうどその時、爆発的大声になった。
ああ、中国語が分かったら喧嘩の内容が分かるのに~~。

[写真の解説]
(上から順に)
①1/2: 2年生が来て火鍋や炒め物を作ってご馳走してくれた。台所でもコートは着っぱなし。もちろん食べるときも。

②③2/16:書斎に何でも持ち込む。②のCDラジカセはサンヨー製品。机の前に掛けたのはチサトさんにもらった「パレスチナ子どものキャンペーン」カレンダー。

④ヒトデ型暖手器。火花を散らせて以来、差し込みがかなり難しくなった。しかしまだ使っている。

⑤昨年の12/31:大晦日の夜、外国人教師宿舎の真ん前で2時間ほど花火が打ち上げられた。火の粉が落ちてきて枯れ草を燃やし、管理人さんが慌てて消していた…。信じられないぐらい喧しかった。しかし、一昨日戻ってから毎日、いまだに爆竹と花火の音がバラバラバラバラ聞こえている。中国の人たちはこれが好きなんだなあ。


 
コメント
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