「眠い、辛い、嫌だ」と学生たちが訴える一校時目(8:00)からの授業が、とうとう割り当てられた。一学期はラッキーなことに、私の受け持ちは全て三校時以降だったので、(来るべきものが来たか)とガックリした。できれば来て欲しくなかったなあ。
(思えば今までは、温泉に浸かっているようなのんびりした時間割だった)と今日、しみじみ分かった。
今朝は7時半のスクールバスに乗るために、6時に起床した。いつもより1時間弱早い。
6時に起きるためには5時半ごろから何度も携帯で時刻を確認し、(あと10分、あと3分)と布団の中で粘る。6時になったのを確認して、スゴスゴとベッドを離れ、カーテンを開けたり、トイレに行ったり、と朝の用事をするのだが、一つ一つの動作が何かだらだらしていつまでも目が覚めない。
7時半のスクールバスは、いつもの8時半のに負けない混み具合だった。運転手さんは初めて見る顔だ。
乗客も8時半の人々とは全く違う顔ぶれ。外国人教師宿舎で1、2度挨拶を交わしたことのあるアメリカのアイダホ出身とエジプト?出身の二人も同乗していた。みんなこんな朝早くから働いていたんだなあ。
バスはかつて乗ったことのあるものだった。何故分かったかというと、運転手席後方の窓が開きっぱなしで、強風がビュンビュン入って来る。この窓は以前から壊れていて閉まらないのだ。
だから最も風にさらされる席は空くことが多い。(ラッキー!この席空いている)と座ってから事態が分かるということだ。今日の私もそうだった…。
いつになったらこの窓を直すのだろう。他にも、座ろうとすると後ろにひっくり返るという怖いシートのバスもあるし、天井の開閉用小窓が取れていて常に青空状態、雨が降ったらその辺のシートが水浸しになるというのもある。ボロなのばっかし。しかし、お客は文句一つ言わない。
以前、一回だけ信じられないくらい新しくて豪華なフワフワクッション座席のバスに乗れたことがある。あれは何だったんだろう。何でもいいからもう一度ぐらい乗りたいものだ。
一時間目は3年生の「ビジネス作文」。新進気鋭のはずの3年生も、やはり一時間目は目が半開きで欠伸ばかりしている子が何人もいる。中には7時半に起きて、ちゃんと普通に席に着いているという子もいて感心した。ここぞと「日本の大学は9時前からの授業はまずない。」と言って羨ましがらせた。
中国の学生たちは日本の大学生の授業時間の少なさを羨望の目で見る。夜(と言わず昼からでも)、アルバイトできるということも。彼らは、自分の家族が無いお金を工面してくれていることを十分すぎるほど知っているので、できることなら毎日でもバイトしたいと言う。
しかし授業で一杯いっぱいの彼らができることは、ひたすら勉強することだけだ。
彼らは合い言葉のように、
「とにかく今は頑張るしかありません。」と言う。
私も、この「眠い、辛い、嫌だ」の一校時からの授業を、あと15回はとにかく頑張るしかない。
(思えば今までは、温泉に浸かっているようなのんびりした時間割だった)と今日、しみじみ分かった。
今朝は7時半のスクールバスに乗るために、6時に起床した。いつもより1時間弱早い。
6時に起きるためには5時半ごろから何度も携帯で時刻を確認し、(あと10分、あと3分)と布団の中で粘る。6時になったのを確認して、スゴスゴとベッドを離れ、カーテンを開けたり、トイレに行ったり、と朝の用事をするのだが、一つ一つの動作が何かだらだらしていつまでも目が覚めない。
7時半のスクールバスは、いつもの8時半のに負けない混み具合だった。運転手さんは初めて見る顔だ。
乗客も8時半の人々とは全く違う顔ぶれ。外国人教師宿舎で1、2度挨拶を交わしたことのあるアメリカのアイダホ出身とエジプト?出身の二人も同乗していた。みんなこんな朝早くから働いていたんだなあ。
バスはかつて乗ったことのあるものだった。何故分かったかというと、運転手席後方の窓が開きっぱなしで、強風がビュンビュン入って来る。この窓は以前から壊れていて閉まらないのだ。
だから最も風にさらされる席は空くことが多い。(ラッキー!この席空いている)と座ってから事態が分かるということだ。今日の私もそうだった…。
いつになったらこの窓を直すのだろう。他にも、座ろうとすると後ろにひっくり返るという怖いシートのバスもあるし、天井の開閉用小窓が取れていて常に青空状態、雨が降ったらその辺のシートが水浸しになるというのもある。ボロなのばっかし。しかし、お客は文句一つ言わない。
以前、一回だけ信じられないくらい新しくて豪華なフワフワクッション座席のバスに乗れたことがある。あれは何だったんだろう。何でもいいからもう一度ぐらい乗りたいものだ。
一時間目は3年生の「ビジネス作文」。新進気鋭のはずの3年生も、やはり一時間目は目が半開きで欠伸ばかりしている子が何人もいる。中には7時半に起きて、ちゃんと普通に席に着いているという子もいて感心した。ここぞと「日本の大学は9時前からの授業はまずない。」と言って羨ましがらせた。
中国の学生たちは日本の大学生の授業時間の少なさを羨望の目で見る。夜(と言わず昼からでも)、アルバイトできるということも。彼らは、自分の家族が無いお金を工面してくれていることを十分すぎるほど知っているので、できることなら毎日でもバイトしたいと言う。
しかし授業で一杯いっぱいの彼らができることは、ひたすら勉強することだけだ。
彼らは合い言葉のように、
「とにかく今は頑張るしかありません。」と言う。
私も、この「眠い、辛い、嫌だ」の一校時からの授業を、あと15回はとにかく頑張るしかない。