毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「じわじわと広がる不安ー鳥インフルエンザ」 2013年4月11日(木) No.618

2013-04-11 21:13:35 | 中国事情
3年生のビジネス日本語の授業で毎回数人がミニスピーチをしている。
始めの頃、話題は「卒業後の進路」「この大学で学んだもの」
「人間如何に生きるべきか」「親子関係を考える」などが多かったが、
閻ほうじょさんの入院後、「命を大切に」が加わり、
今週は「鳥インフルエンザ」関係のスピーチが2つと、
トピックも移り変わってきた。


写真:レコードチャイナより
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71133

それにしても、
予防についての情報が
学生に周知徹底されていないようだ。
「怖いから鶏肉はもちろん、豚肉も食べない。」
という子もいれば、
「普段から身体を鍛えて健康に留意する。」
という至極もっともな意見もある。
しかし、インフルエンザでも風邪でも、
日本で予防といえばまず、『手洗い・うがい』がまず第一に挙げられるが、
それがこちらでは、あまり伝わっていない気がする。
これだけは、日本語学科の学生たちが率先して、
全学生に伝播させ、習慣付けられないだろうか。
何はなくとも『手洗い・うがい』、
次に『マスクの着用』が必要ではないか。
実は私も引き出しにどっさり日本から持ってきたマスクがあるものの、
未だしていない。
安もんなので効き目もないだろうが、何より外で誰一人つけていないのが
心理的に影響している。
江西省で発症したら、着用しようと思う。
みんな私と同じことを考えているのかな。

上海の日本領事館からの通達がほぼ毎日届く。
届けてくれる南昌日本人会の世話役ミヤケさんも忙しいことだろう。

今日現在の発表では、死者10人。
感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省の1市3省の計38名。
(安徽省と浙江省は江西省のお隣さんだ)
在上海日本国総領事館によれば、気をつけるべきことは
次のようなことらしい。

鳥インフルエンザ関連情報(第12報)在上海日本国総領事館

(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、
特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は
速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。

(2)不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、
手洗い、うがい等を励行し、衛生管理に十分注意してください。
また、十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。

(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、
人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
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