毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「えっ!南昌にも鳥インフルエンザ!?」 2013年4月23日(火)No.629

2013-04-23 20:27:22 | 中国事情
どうもそうらしい。
今日、授業の合間のおしゃべりで、
「南昌大学付属病院で診察を受けた人が、鳥インフルエンザと診断され、
すぐに上海に移送された」と聞いた。
そうですか。ついに来たか。

上海の領事館からは
毎日最低1回、最新情報がまとめ役の三宅さんに送られてきて、
それを私たちはパスしてもらっているのだが、
今日の情報に下のような文言が・・・。

鳥インフルエンザ関連情報(第24報)
(江蘇省・浙江省における新たな感染・死亡例の発生など)

在上海日本国総領事館
2013年4月22日
・・・・・(中略)・・・・・・

(3)男性、宋某、54歳、江西省出身
13日に感染を確認、上海市公共衛生臨床センターで治療。


この男性、宋某さん(54歳)のことを
学生は言っていたのだろう。
ということは、情報はわりときちんと公開されているんだな。
ちょっと前に
「オーストラリアからの情報によると、中国国内の死亡者は数百名に及ぶが、
政府が情報コントロールしていて、国民に伝えらない」
と知り合いが話していたが。

今は、ひたすらできることをするのみ。
学生たちと、
・とにかく手洗い。一日10回~20回。
 できれば石鹸を持ち歩く(当大学の手洗い場には石鹸皆無なので)。
・うがいの励行
・鳥に近寄らない。鶏が大好きでも抱っこしたらダメ。
を確認した。

万能薬「板藍根」が、専門家は「効果ないです」と言っているのに、
上海や南京だけでなく北京でまで売り切れ続出だという。
しかし、麦盧園キャンパスの近くでは買える。
やはり、冷静というか、のんびりしていると言うかo(^▽^)o
「怖いから鶏肉はもとより、豚肉も食べない」
という人がいるかと思えば、大学食堂には目玉焼きやゆで卵は
普通通りに並んでいる。
南昌の郊外昌北区では、概ね平静と言えるだろう。
しかし、患者数が多い浙江省や江蘇省では
かなり緊張が高まっている様子が感じられる。
例えば下の文。

*浙江省のある農家が1800羽のニワトリに
「“万能神薬”板藍根」を混ぜたエサを与えた
というびっくりニュースがあり、
「板藍根はニワトリにも効くのか?」
「どこまで万能なんだw」と話題になった。
抗击禽流感,老板给1800只鸡喂了板蓝根(
鳥インフル対策、1800羽のニワトリのエサに板藍根)(浙江在线|4/10)

*「“万能神薬”板藍根」。
江蘇省の蘇州動物園が、飼育している鳥類の飲み水の中に
板藍根を混ぜる試みをはじめたと、中国青年網が伝えた。
苏州动物园防H7N9:鸟类喝板蓝根 猛兽改吃牛肉(中国青年网|4/11)

http://memo-no-memo.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/h7n9-ab56.html
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