朝、520番の市バスを降りて麦盧キャンパス裏門まで、
道路脇のこの木陰の道(自分勝手に「トトロの道」と呼んでいる)を歩く。
写真より実際はもっと木が茂っている感じなのだが…。
フェンスの内側は大学キャンパス。門が不合理な場所にあるため、
合理主義者たちは、時々このようにフェンスを改造して通り抜ける。
(よ~く見たらどこか分かるよ)
よく蜜柑や棗を買うキャンパス内スーパーの店員さん。。
すっかり顔馴染みになり、いつもおまけしてくれる。
撮影していいか聞くと、恥ずかしそうにやたら服装を整えていた。
奥のレジ係さんは、何年も前に日本で働いたことがあるそうな。
ときどき急に「ちょっと待って」などと日本語が口を衝いて出るのです。
スーパーの入口。卒業生や研修で学校を離れている4年生には、
この写真は懐かしいことだろう。
蜜柑を買った後、日本語学科の女子寮の裏門を横目に見て資料室へ向かう。
今朝は、おしゃれな照明器具に洗濯物がかかっていた。
こういうことはとてもよくある。
以前、一階教室前の窓の外に赤いパンツ(男ものの下着)が干してあるのも見たことがある。
毎日キャンパスをきれいにしてくれはる清掃スタッフの方々。
3年前は素手でゴミを掴んでいた。
ガラスが混じっていたら…とハラハラしたものだった。
今は時代が変わっている。手袋、ゴミばさみ、袋を見てホッとする。
キャンパス内道路にはいずれも名前がある。
ここは[尚礼路 The Road of Propriety]。
毎年、街路樹の楠木はどんどん枝を伸ばしている。
遠くが翳んでいるのは、大気汚染の所為だと思う……