毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「南昌土曜の朝、八一公園への路上で」 2013年11月30日(土)No.810

2013-11-30 18:51:38 | 中国事情
三週間ぶりに南昌市内の日本語コーナーに行った。
9時前にバスに乗ると、市内への道路はそんなに混んでおらず、
魔の八一大橋も5分ほどで通過して9時半には児童病院前についた。
10分ほど歩くと八一公園に着く。
いつも時間を気にして行く環湖路を、今日はゆっくり、のんびりと歩いた。


南昌で車椅子を押す姿は滅多に見かけないが、今日はそのめずらしい日だった。
手前の大木の幹に塗られている白いのは防虫剤。
3年前、初めてこれを見たときは、
(木が可哀想だな。もうちょっと見栄えのいい薬はないものか)と思った。
今はすっかり慣れて、普通だ。


突然、けたたましい爆竹音がして振り向くと、女の子が耳を塞いでいる。


路上に残った爆竹の跡。


そうか、今日は結婚式なんだ。
道理で、おばちゃんが気前よく道行く人に飴を振る舞っていた。



蒸籠から饅頭を蒸す湯気が吹き上がり、朝ご飯の客を待つ。


饅頭、肉まん、粽など、どれも美味しそうだ。
しかし、私は朝、食欲がない。夕方だったら必ず買うのだが。


今、江西省は蜜柑などかんきつ類が、とても安くて美味しい季節。
手前のオレンジは贛州(かんしゅう)産が有名だ。
先日朱先生にいただいた巨大オレンジでマーマレード・ジャムを作った。
オレンジ茶として飲んでも香り高く、我ながら美味しくできた。


昔から思っているんだけど、どうして靴ぐらい自分で磨かないのか?
いくら商売とはいえ、姿勢的になんか奴隷みたいで私は嫌だな。


八一公園内の人々を、ゆっくりと観察しながら9:45に日語角到着。
まだそんなに来ていないだろうと思ったらドッコイ、もうこんなに人々が!
集合時刻が次第に早まっているみたい。


明日は日本語能力試験なので、どこの大学も受験組(多くは3年生)は来ていない。
それでも、2年生、4年生や社会人、小学生まで加わって賑やかなこと。
財大生は最低7人確認したが、何しろ人が多すぎて~
途中、高松大学と岡山大学大学院を卒業した美越さんが、
2人の子どもを連れて散歩がてら現れたことや、
太極拳の俊先生が太極拳の服を着て登場し、リンゴをくれたのが、
今日のビックリさんと言えるかな。
数か月前に12人という大勢で南昌にやって来た
江西五十鈴合弁会社社員のうち、6人が参加されていたので、
社会人の話が聞けて、4年生にはいい刺激になったことだろう。
(イヤ、日本語教師も社会人ですけどね

この青空教室の後、江西省の日本人会忘年会があり、
南昌在住の日本語教師たちのみならず、江西五十鈴の皆さん、
九江学院の先生、沖縄からの留学生、高松日中友好協会の派遣員の方々と、
楽しく、美味しい会食のひと時を持った。
あとひと月で、今年も終わる。
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「黒竜江省牡丹江で大吹雪」 2013年11月29日(金)No.809

2013-11-30 00:06:15 | 中国事情

「黒竜江省で大吹雪」
11月25日、黒竜江省牡丹江市で除雪機が街頭作業をしている。



龙江省迎新一轮暴雪
11月25日,龙江牡丹江市清雪车辆在街上作业。
《新华网2013.11.25より一部抜粋》―――チャイラボ通信より


「吹雪」という言葉にぴきっと反応。
故郷北海道もボチボチそんな時期が近づいているのだろう。
ずうっと昔、免許取り立てのころ、
車で吹雪の中、斜里から網走へ向かう濤沸(トウフツ) 湖脇の道路を走っていたら、
フロントガラスに叩きつける白い雪の向こうから、
本当に突然、数頭の馬がこっちに向かって走ってくるのに遭遇した。
車のガラスが蹴破られるかと、思わず身を縮めたが、
馬たちは、車の横を血相変えて走って行った。
馬が走る姿がいつも血相変えているように思えるのは何故なんだろう。
長すぎる足のせいか。

黒竜江省牡丹江には行ったことがないが、
名前を聞くといつも戦争を思ってしまう。
生前、母が中国の話をしたとき、
「奉天」「新京」「ハルビン」などとともに聞かされた名前なのだ。
写真を見ると、雪が除雪されて汚れている。
初の大雪なのだろうか。
これから春が来るまで、北はどんどん雪で覆われていく。
私はもう、一冬を北海道で過ごす勇気はない。
それどころか、今家がある大阪ですら、
近年、夏暑く冬寒い気候に変わってきたことが苦になり、
南の方に移住する希望が少~しずつ首をもたげて来ている。
流浪の民癖がまた出てきたのだ。
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