江西財経大学外国語学院(日本語で言うと「外国語学部」)の新入生歓迎会はすごい。
毎年、先生方が大挙して出演するのだ。
しかも、その演技たるや半端ではない。
貸衣装屋さんから衣装も借りて、化粧もバッチリ、て言うか、
近くで顔を見ると怖い。
他の大学でこんなことしているところがあるのだろうか。
しかし、それは英語学科やロシア語の先生だったり、オフィスの職員だったりして、
日本語学科の老師たちだけは、未だかつて出演したことがなかった。
昨年、学生たちから「ぜひ、ぜひ見に来てください」と言われ、
期末テスト作りで忙しい最中、出かけて行った。
護衛のため(ちょうど反日行動のひどい頃だったので)厳先生が付き添ってくださった。
聞くと、なんと厳先生も初めてだった。
日本語学科の先生方は誰一人、
この大々的なお祭りに観客としてすら参加したことがなかったのである。
皆、シャイで引っ込み思案な先生ばかりだっただけで、他意はないそうだ。
外国語学院には英語学科と日本語学科しかない。
当日、人数では英語学科の半分にも満たない日本語学科の学生たちが、
司会をしたり、ダンスや歌のパフォーマンスを繰り広げたりして、
対等に会を盛り上げていた。
それに感激した私は、帰り道の車の中で、
日本語学科の老師も来年は何かするべきだと厳先生に訴えると、
「僕は歌がへたなので絶対歌えませんが、GAO先生は『北国の春』が上手です。
来年は、彼に歌ってもらいましょう。」
とおっしゃる。
その歌だけは勘弁してほしい私は、心中ガッカリした。
こうした紆余曲折、道なき道を踏み分けて、ついに今年、
日本語学科の厳先生、陶先生(今学期赴任した新しい先生)、そして私は、
日本語学科の教師として初めて舞台に登場したのであ~る。
私たち3人は3年生クラス30人全員と一緒にKIROROの「長い間」を歌った。
中国ではヒット曲だそうだ。
(厳先生はもちろん知らず、私もサビの部分だけ微かに聞き覚えが…
)
選曲の時、3年生が
「先生はどんな歌が好きですか。『昴』にしますか。『北国の春』はどうですか」
と言う……。どこまでもまず、教師を立てる発想なのだった。
今の中国の若者が知っている歌にするよう指示したところ、この曲になった。
実は、3日前に録音しておいたので本番は口パクだった。
口パクについて、日本的には相入れないものであろうが、本番中、実に気楽で、
(ああ、口パクはいいなあ)と、クセになりそうなワタシだった。
さらに、江西科技師範大の八木先生が弟子とともに応援に駆け付け、
お手製の横断幕ならぬ名前カードで場内から、盛り上げてくださった。
口元をマイクで隠しながら、
(先生、そんな暇がどこに!)と心で叫んだブルーはーとだった。
下の写真は、開会式のすぐ後、バスケットボール・クラブのパフォーマンス。
これぞ青春まっただ中。

↓中国雲南省の少数民族舞踊を踊る先生方(右から2番目は日本語学科の新星、陶先生)。

日本語学科2年生のダンス。化粧しているので誰が誰かよ~く見ないと分からない。
2年生は他にも「君を乗せて」(天空の城ラピュタの主題歌)を歌った。
会話授業で紹介したものだった。この歌はずっと好きな歌だ。

左の司会は、日本語学科4年の陳小雲君。
学科を越えて人気者の彼が、堂々と日本語で話すたびに会場から拍手が沸き起こる。
今、就活まっただ中だが、この日は日本語学科の学生リーダーとして存在感を示した。
4年生の姿が学校から消える日もじりじりと近づいている。
寂しいが、‘花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ’である。
毎年、先生方が大挙して出演するのだ。
しかも、その演技たるや半端ではない。
貸衣装屋さんから衣装も借りて、化粧もバッチリ、て言うか、
近くで顔を見ると怖い。
他の大学でこんなことしているところがあるのだろうか。
しかし、それは英語学科やロシア語の先生だったり、オフィスの職員だったりして、
日本語学科の老師たちだけは、未だかつて出演したことがなかった。
昨年、学生たちから「ぜひ、ぜひ見に来てください」と言われ、
期末テスト作りで忙しい最中、出かけて行った。
護衛のため(ちょうど反日行動のひどい頃だったので)厳先生が付き添ってくださった。
聞くと、なんと厳先生も初めてだった。
日本語学科の先生方は誰一人、
この大々的なお祭りに観客としてすら参加したことがなかったのである。
皆、シャイで引っ込み思案な先生ばかりだっただけで、他意はないそうだ。
外国語学院には英語学科と日本語学科しかない。
当日、人数では英語学科の半分にも満たない日本語学科の学生たちが、
司会をしたり、ダンスや歌のパフォーマンスを繰り広げたりして、
対等に会を盛り上げていた。
それに感激した私は、帰り道の車の中で、
日本語学科の老師も来年は何かするべきだと厳先生に訴えると、
「僕は歌がへたなので絶対歌えませんが、GAO先生は『北国の春』が上手です。
来年は、彼に歌ってもらいましょう。」
とおっしゃる。
その歌だけは勘弁してほしい私は、心中ガッカリした。
こうした紆余曲折、道なき道を踏み分けて、ついに今年、
日本語学科の厳先生、陶先生(今学期赴任した新しい先生)、そして私は、
日本語学科の教師として初めて舞台に登場したのであ~る。
私たち3人は3年生クラス30人全員と一緒にKIROROの「長い間」を歌った。
中国ではヒット曲だそうだ。
(厳先生はもちろん知らず、私もサビの部分だけ微かに聞き覚えが…

選曲の時、3年生が
「先生はどんな歌が好きですか。『昴』にしますか。『北国の春』はどうですか」
と言う……。どこまでもまず、教師を立てる発想なのだった。
今の中国の若者が知っている歌にするよう指示したところ、この曲になった。
実は、3日前に録音しておいたので本番は口パクだった。
口パクについて、日本的には相入れないものであろうが、本番中、実に気楽で、
(ああ、口パクはいいなあ)と、クセになりそうなワタシだった。
さらに、江西科技師範大の八木先生が弟子とともに応援に駆け付け、
お手製の横断幕ならぬ名前カードで場内から、盛り上げてくださった。
口元をマイクで隠しながら、
(先生、そんな暇がどこに!)と心で叫んだブルーはーとだった。
下の写真は、開会式のすぐ後、バスケットボール・クラブのパフォーマンス。
これぞ青春まっただ中。

↓中国雲南省の少数民族舞踊を踊る先生方(右から2番目は日本語学科の新星、陶先生)。

日本語学科2年生のダンス。化粧しているので誰が誰かよ~く見ないと分からない。
2年生は他にも「君を乗せて」(天空の城ラピュタの主題歌)を歌った。
会話授業で紹介したものだった。この歌はずっと好きな歌だ。

左の司会は、日本語学科4年の陳小雲君。
学科を越えて人気者の彼が、堂々と日本語で話すたびに会場から拍手が沸き起こる。
今、就活まっただ中だが、この日は日本語学科の学生リーダーとして存在感を示した。
4年生の姿が学校から消える日もじりじりと近づいている。
寂しいが、‘花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ’である。
