上の写真は、私が南昌の外国人教師宿舎の入口にずっと貼っていたものだ。
右上はスエミ姐さん、2年前に亡くなった我が人生の師匠、
左のちょっぴり水洟を垂らし大粒のイチゴを持って微笑んでいる女の子は、ガザの子だ。
南昌で、この二人の笑顔にはいつも励まされてきた。
「パレスチナ子どものキャンペーン」カレンダー(2011年)のうちの一枚である。
カレンダー解説に『粒の大きなガザのイチゴは、数年前までイスラエルやヨーロッパに輸出されていましたが、封鎖によって輸出できず、畑に放置されることもあります。(ガザ北部)』とある。
昨日7月16日のNHKラジオニュースによると、
イスラエルはパレスチナの人々が避難した先のガザ北部をわざと狙い、
海辺で遊ぶ何人もの子供を殺したという。
このカレンダーの女の子がまだ生きている保証はどこにもない。
欧米諸国は寄ってたかって我がまま放題のイスラエルの自衛権を認め、
パレスチナ人民の自衛権には一言も触れない。
イスラエルをちやほや持ち上げる今回のオバマ発言には呆れ果ててものも言えない。
ニール・ヤングがイスラエル公演を中止したという。
当然でしょう。発表が遅すぎたぐらいだ。
キャンセルの二日前、元ピンクフロイドのロジャー・ウオ―ターズがフェイスブックで、
『今こそ、パレスチナに対するイスラエルの不法な植民地化と、その先住民族に対する継続的抑圧の隠ぺいに、私たちの手を貸すことを拒否することで、〈人種主義に反対するロック〉の力を見せる時だ』
と、公演キャンセルを訴えたという。
これまでもエルヴィス・コステロ、カルロス・サンタナ、ピクシーズ、スタンリー・ジョーダンなどが、
パレスチナやイスラエルの平和活動家の呼びかけに応え、
イスラエルに対する文化ボイコットという意味で公演をキャンセルしているとのこと。
えらいな。
一人ひとりができることを出し惜しみせずにどんどんやって、
パレスチナの人々と手をつなごうじゃないですか。
下は、ロジャー・ウオ―ターズの「Song for Gaza 」。
今まで、何万人ものミュージシャンが歌い継いできたこの歌。
今もなお、血を吐くような思いで歌われている……。
http://www.youtube.com/watch?v=BPq-zAlLc_A&feature=player_embedded
≪Song for Gaza / Roger Waters≫
We shall overcome.
We shall overcome.
We shall overcome some day.
Deep in my heart,
I do believe
that we shall overcom some day.
And we walk hand in hand.
We walk hand in hand.
We walk hand in hand one day.
Deep in my heart,
I do believe
that we walk hand in hand one day.
I will break down prison walls.
We will tear down those prison walls.
Together we will tear down that prison walls someday.
Deep in my heart,
I do believe
that we will tear down all those prison walls on that day.
Deep in my heart,
I do believe
that we will tear down all those prison walls on that day.
And the truth shall set us free.
The truth will set us free.
The truth will set us all free on that day.
And deep in my heart,
I do believe
that the truth will set us all free on that day.
And we shall overcome on that day.