毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「浅川マキの『オールド・レインコート』」2015年5月13日(水)No.1359

2015-05-13 20:53:50 | 

「えっと、 私が 夜明けに 一人で 歩いて行くようにね、

たくさん ここに集まった人も、 わたしの歌を聞いて、

そのあと夜明けになると 一人ひとり 歩いて行って ほしい」

浅川マキさんの分かったような分からないような、この喋りが懐かしい。

1970年第2回中津川フォークジャンボリーでの語りだ。

まだ私は高校生で、北海道でドローンと寝ぼけて暮らしていた頃。

 

8年間住んだ京都で、2回ほど生マキさんを聴いた。

マキさんのぼそぼそ喋りや猫背の歌い方が大好きだった。

黒い衣装、長い髪、魔法使いのようだった。

私の前を歩いていくカッコいい姐さん方の一人だった。

亡くなったと知ったときは、脱力した。

何年も経つが、どこか修復不可能な部分が心にある。

大切な人が亡くなると、自分の生きて行く元気も確実に減るのだ。

 

中国で、宿舎に遊びに来た学生に「夜が明けたら」を聞かせると

黄斯麗さんが気に入って、覚え、ぼそぼそ歌っていた。

今日もあれこれ聴いたが、「オールド・レインコート」をとどめにした。

 

オールド・レインコート(Rod Stewartの曲) 

おまえは かつて 荒れ狂う川の 激流に 身震いしただろうか

そそぐように 降る雨の中 旅をしたことが あっただろうか

旅をしたことが あっただろうか


おまえは おいらのような男と 連れだって 雪の積もった墓場を

見たことが あっただろうか 

そうさ 人生甘くはないさ   そうさ 人生甘くはないさ

 

だけど おいらは ここまで来たのさ  古いレインコートを 肩に

どんなときでも これさえあれば  何も恐れることは ないさ

何も恐れることは ないさ

 

古いレインコートは あるのさ  おいらの心の ずっと奥に

どんなときでも これさえあれば  何も恐れることは ないさ

何も恐れることは ないさ 

おまえは おいらのような男と  連れだって 雪の積もった墓場を

見たことが あっただろうか 

そうさ、人生甘くはないさ   そうさ、人生甘くはないさ

そうさ、人生甘くはないぜ  そうさ、人生甘くはないさ

https://www.youtube.com/watch?v=QwEJazDXKsk

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