「海と風の宿」5日目レポート。
この宿は沖縄本島北部東海岸沿いの村、瀬嵩(せだけ)にあります。
本州で聞き慣れた言葉で説明しますと、
辺野古が傍にあり、大浦湾の一角で、やんばる(山原)地域にあるところです。
今日の本島北部は朝から雨が降り続き、時折雷鳴が轟いています。
朝、一瞬雨が止んだ時に、ナオコさん親子がグナアの散歩に行ってくれて、
ほんとうに助かりました。
しかし、夕方の散歩はどうしたものか・・・・・・。(-_-;)
現在宿泊のお客さんは、ほとんどが辺野古反基地闘争をともに担わんとして
本土から駆け付けた人たちです。
辺野古ブルー(カヌー隊)の活動は雨のため今日は中止なので、
東京から来ているAさんは、タブレット型パソコンで情報収集しています。
昨日の天気でAさんの顔は一気に赤銅色に日焼けしました。
海と風の宿の部屋は薄暗いので、夕方電気を付けないと、歯しか見えません。
Bさんは山城ヒロジさんが入院したのを聞いて、座り込みに来ました。
雨でも座り込みは続いています。Bさんは早朝5時半に出発しました。
ネットなどで「反基地闘争に来ている人たちは、お金をもらって動員されている」
というキャンペーンがまかり通っているそうですが、
私を含め、全ての人たちは自腹(自分でお金を捻出)です。
組合で動員されている場合は、毎月組合費を払い、その貯めたお金を
組織として使っている場合もあるでしょう。
しかし、それは元々自分たちが貯めたお金であるので、
誰かにお金をもらってアルバイトで来ているのではありません。
私の前に1か月スタッフとしてがんばってくれたナオコさん母娘は、
辺野古闘争にちょっとでも力になれば・・・と、
ドーネーションおにぎりを作って提供しています。
早朝出発するカヌー隊・座り込み部隊双方人たちにとって、
とても嬉しいことでしょう。
帰ってきた人たちは、晴れていたら外のテラスでビールを飲みながら
お喋りして情報交換をしています。
自炊が基本なので、晩御飯の提供をしたりはしません。
ハンモックは一度近所の子どもたちが来て、キャーキャー言いながら
乗って遊んでいましたが、注意されてから二度と来ません(笑)。
後ろにはやんばるの森があります。
夏休みには観光客がたくさん訪れることでしょう。
できれば、辺野古反基地闘争の場所にも行ってみてほしいと思います。
近所に「じゅごんの里」という宿泊所らしいところもありました。
大浦湾には3頭のジュゴンの生息が確認されています。