毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「私たちは忘れない」No.1463

2015-09-19 23:36:38 | 反戦平和

「自由と平和のための京大有志の会」は以前も声明を出しましたね。

あの時同様、私は次の声明も、音読しました。

声に出して読むことで汚いものを退け、きちんとした気持ちになる

この日本語の潔さよ。

―――――――――――――――――

あしたのための声明書

わたしたちは、忘れない。
人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。
戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。
強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。

わたしたちは、忘れない。
マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。
権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。
居眠りに耽る議員たちの弛緩を。

わたしたちは、忘れない。
声を上げた若者たちの美しさを。
街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。
内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。

わたしたちは、忘れない。
戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。
路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。
聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。

きょうは、はじまりの日。
憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。
賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。
人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。
自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、            あらゆる試みのはじまり。

 わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。

                       自由と平和のための京大有志の会


あしたが まっている

わたしは わすれないぞ
ひとのはなしを ちゃんと きかないで
むりやり おかしなきまりを つくったおとなを
「けんかはいやだ」のきもちを わがままと きめつけて
ばかにしていた つめたいおとなを

ぼくは わすれないぞ
こわがらせて いばっていた おとなのかおや
こわがって ぺこぺこしていた おとなのかおを
たいせつな おはなしをしているのに
ぐうぐう ねていた おとなのかおを

わたしは わすれないよ
おかしいことは おかしいと つたえようとした
おねえさん おにいさんたちの しんけんなかおを
おばあさん おじいさんたちの おおきなこえを
だれにも あやつられない おとなたちの ゆうきを

ぼくは わすれないよ
つらいおもいでを むねにして たちあがった おとなを
きっぱり むねをはって こぶしをつきあげた おとなを
きいてもらえないかも しれないのに
ずっと こえをあげつづけた たくさんの おとなたちを

きょうからは わたしが ぼくが はじめるんだ
おとなが まちがったら わたしたちが なおす
ひとのはなしを きけるひとを ぼくたちが えらぶ
じぶんかってな おとなは わたしたちが やめさせる
「じゆう」や「へいわ」は ぼくたちの て で つかむんだ

わたしは わすれない
ぼくは わすれない
まだ なにも おわっていないから
あしたが まっているから

じゆうと へいわの ための きょうだい ゆうしの かい

 

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「さあ、また続けよう」No.1462

2015-09-19 20:35:14 | 反戦平和

沖縄で出会った茨城県在住の世界的ヒッチハイカーちばさんから

先ほどメールが届きました。

ガッカリしているだろうと思われたのでしょう。

イエイエ、わたしゃこれからが楽しみですよ。

ここまで手をつなぐことができた大勢の仲間たちが、

諦めずにこれからもひたすら続けて行けば、来年、安倍政権は終わらせられます。

続けながら、同時に、私たちはどんな日本を作って行くか、

自分が外交官、国際政治家になったつもりで、一人ひとりが考え、

議論し、練り上げていかなければなりません。

庶民がこれほど、憲法をはじめ、法律や政治について

具体的に論じ合える雰囲気ができてきたのは、

ホント、アベの怪我の功名ですね。

思考する人々が増えてこそ、未来に希望が生まれるのですから。


ちばさんのメッセージをここに。

(ちばさんも、もちろん連日国会前に通っていた一人です)

―――――――――――――――

茨城県のちばです。

いわゆる「戦争法案」が可決されました。

がっかりしている人も多いと思います。しかし、ちょっと待ってください。

まだまだあきらめる段階ではないと思います。

これは単なる負け惜しみで言っているわけではないのです。

私はこれからが本当の勝負と思うのです。

ここであきらめては“向こう側”の思うつぼです。

今こそ沖縄の人たちのネバリ強い闘い方を学ぶべきと思うのです。

「今まで負けたことはない。なぜならば勝つまであきらめないから」

これは沖縄で何回となく聞いてきたことです。

私も同様に思います。

今後、毎日でも「憲法違反」「賛成した国会議員を落選させよう」など

あきらめず言い続けていきたいと思っています。 

インターネットで以下の記事がありました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「憲法違反、憲法違反、憲法違反、憲法違反、憲法違反!!!」

突然、国会周辺で連呼され始めた怒りを帯びた掛け声。

19日未明、午前2時すぎ。安保法制が参議院で可決されたのだ。

前日の朝9時から2時間おきに国会周辺で集会を行ってきた

「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動」の呼びかけで集まった人々は、

日付けが変った参院での可決のその時まで抗議行動を続けていた。

18日夕方から学生団体「SEALDs(シールズ)」の呼びかけで集まった人々も

国会前に終結、18日夜9時の時点で、約4万人の人々が国会前に集まっていた。


安保法制が成立することになり、意気消沈したかと思いきや、

総がかり行動の菱山南帆子さんらは「違憲の戦争法案は無効」

安倍政権の追及を緩めないことを確認。

同じく総がかり行動の高田健さんも

「沖縄の人々にならい、決して諦めず粘り強くやっていこう」と訴えた。

やはり、夜通しで抗議行動を続けていたSEALDsの中心メンバーである

奥田愛基さんは「悲壮感はない」と語る。

「これから、やることはわかっている。

世論の力で安保法制を使わせないようにしよう。

選挙に行こう!賛成議員を落選させよう!!」

と叫ぶとその場にいた人々も一斉に賛同の声をあげた。


下記URLをCtrlを押しながらクリックすると上記に関した記事を読むことができます。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20150919-00049661/

――――――――――――――――――――――――

 

沖縄の人々は70年間も負けずに、諦めずに、やってきたのです。

私たちは、豊かな仲間の厚い層に支えられ、支えながら、

これからもまた続けていきましょう。

勝つまで諦めないぞー!!!                                                            

 

 

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「9・18中国の国恥日」No.1461

2015-09-19 00:14:36 | 中国事情

インターネットに繋がりにくい状態が昨日から続いています。

今日は数分繋がったかと思えばすぐに切れるということの繰り返し。

この文はワードに打って、一瞬ネットにつながったときに、

急いでブログに貼り付けるつもりです。

「19日未明に採決予定」という文字をyahooニュースで見て、

国会は議論の中身ではなく、数だけで押し通すセレモニーに堕していると

再々度確認しました。こういう時は、

「ちくしょー!!」としか言いようがないです。

 

今日、こちらでは国辱の日(国恥日)です。

1931年9月18日、日本軍が中国東北侵略を開始し、

翌年「満州国」をでっち上げたそのきっかけの日です。

10時過ぎ、サイレンが鳴り始めたのは3年生の日本語作文の時間でした。

日本が中国をはじめアジア諸国を侵略した歴史を持つことは、

日本人の自分の恥であり、痛みであること、

戦後、日本は侵略の歴史を反省し、

70年間、平和憲法を中心に、戦争しない国として努力してきたこと、

しかし、今の日本は政府と国民の多くの意見が真っ向から分かれ、

多くの国民は強く平和を望んでいること、などを話しました。

学生たちは、(わかっていればそれでいいですよ)

みたいに見える微笑みを浮かべて、

肯いたりして聞いてくれました。

こういう日なのに、4年生たちが

「先生、晩御飯を一緒に食べましょう」と誘ってくれたり、

日本語学科の主任も夕食会を企画したりしてくれました。

つまり、ここ菏澤学院においては、

「国辱の日」は日本人排斥につながらない、

過去の歴史として冷静に受け止められていると感じました。

 

⇓キャンパス内の大学職員宿舎が立ち並ぶ一角。

私のアパートもここにあります。

 

⇓右側のパイプは冬の暖房用だそうです。これは嬉しい。

 

⇓小型三輪車。バイクとリヤカーが合体したような作りです。

 

⇓なんか、昔風の写真。キャンパス内のお店です。

野菜、果物、卵、牛乳など一通り揃っており、

値段も吹っかけられる心配がないので安心です。

 

⇓古い運動場を横切って行く老夫婦。

このキャンパスにも老若男女が普通の街のように暮らしています。

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