毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「中秋節:もらい物づくしの一日」No.1469

2015-09-27 22:09:21 | 中国事情

なんとぼやけた仲秋の名月。

菏澤学院西の端にある大学職員のcomplexというのか、compoundというのか、

アパート群のこれまた端っこの5階建てビルに他の日本人1人、フィリピン人1人、

アメリカ人1人、中国人1人の方がたと一人1フロアーを占有しております。

私は1階なので、さっと写真を撮って入るつもりでドアを開けっ放しで外に出ましたが、

予想に反して他のアパート群に阻まれ、かなり遠くまで(と言っても20mくらい)

月を求めて彷徨い歩きました。

肉眼では薄雲の向こう側に丸いのが見えているのですが、

カメラがちゃんと映してくれませんでした。

 

今日は、江財大卒業生の余さんから贈り物が届きました。

と言っても日本のように部屋まで配達してはくれません。

やはり人口が多くてそこまで面倒見切れないのでしょうか。

キャンパスの外の青年路の交差点傍の店まで取りに来いとメールがあり、

(どうやってそんなとこに行けってんだ、この方向音痴の私に)、という訳で

4年生の張鳳さんに連れて行ってくれるように頼みました。

二つ返事で引き受けてくれた張さんは、さらに気を遣って、

中秋節のお菓子まで持ってきてくれたではありませんか。

ううむ、たいへん申し訳ない!

(↑張鳳さん。最初の授業で私に話しかけるとき、緊張して声が震えていたのです)

このお菓子は菏澤市ならではの牡丹の絵箱に入っています。

菏澤は中国一の牡丹の花の産地なのです。

さらに、中国では牡丹は花の中の花、トップ・オブ・花sなのだそうです。

日本でも牡丹が屏風などに描かれていたのは、そんなに大昔のことでもないですね。

しかし、私の中では正直、時代がかった感じがする花です。

 

ということで、たった7元で恐縮ですけど

お昼のラーメンを奢らせてもらいました。(^_^;)。

台湾鶏肉奥様の味ラーメン(台湾鶏肉老婆面)。

香草の薫り高く、ピーナッツがふんだんに入った味噌っぽい醤油ラーメンでした。

 

中秋節で家に帰った学生が多く、

キャンパスも、外の食べ物街も、空いていました。

 

宿舎に帰って荷物を開くと、

余さんのお祖母さん手作りの冬の室内履き、そして・・・

 

余さんのお母さんお手製のワイン(左)と黄酒(右)。

これはこれは、秋の夜長が楽しみになってきましたよ。

 

さらに!夜、4階のモリ先生が

アメリカ式ホットドッグと月餅の差し入れをしてくれるじゃありませんか。

いやー、中秋節ってほんとにいいわね~~♡

この月餅は菏澤の隣りの市、人口はほぼ同じで

菏澤よりぐんと金持ちの済寧市で作られたものでした(やっぱり模様は牡丹)。

胡桃、胡麻、落花生、南瓜などがびっしり入った餡の美味しい月餅でしたよ。

コメント (2)
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