毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「日本人が中国でフリー・ハグをしてみた」No.1470

2015-09-28 16:54:32 | 反戦平和

下の動画を見ました。

 

Free Hugs for China-Japan Peace 2015 (日本人が中国でフリーハグをしてみた 上海編 2015年版)https://www.youtube.com/watch?t=10&v=uWvNnGJ5xCQ 


桑原功一さんという若者が、「中日友好!ハグをしよう!」と段ボールに書いて

上海の街中に立っているだけなんですが、

最初は、チラっと見たり、ジロジロ眺めたりして通り過ぎる人たちばかりが映り、

(ああ、だめか・・・)と私は胸がざわつきました。

しかし、2分45秒の動画の後半は、涙なくして見ることができませんでしたよ。

桑原功一さんは、次のような言葉を書いています。

『もともと2010年に中国に留学していた僕は、

一万人以上が参加する大規模な反日デモ­にまきこまれました。

中国の人々に燃やされる日本国旗、破壊される日本車や、

日本のスポーツメーカーの無惨­な様子をこの目で見て、言葉を失いました。』

・・・・・・・・・

私もその時は、南昌の江財大の宿舎で外出禁止令が出され、

買い物は朱小紅先生や日本語学科卒業の大学院生楼晨潔さんが

何度も電話してくれ、あれこれきめ細やかに買ってくれました。

管理人のMs.劉がドアをノックして、野菜を差し入れてくれたこともあります。

授業中、教室のドアを蹴られたときなど、

私よりも日本語学科の学生たちが心配してくれました。

見知らぬ他学科(多分英語学科)の学生が何人か英語で、

「WE ARE YOUR FRIENDS!」

「WE LIKE YOU!」

と声をかけてくれたことを、この動画を観て思い出しました

 

(こんなことで、委縮してはいけない。訳も分からず憎み合ってどうする!)

そう桑原さんは思ったのでしょうか。

この行動力こそ、今、個人こじんに最も問われているものだと思います。

メディアに踊らされ、見当違いの敵愾心を燃え上がらせる暇があったら、

自分から胸を開き、一歩踏み出すべきだと、私は思います。

実際に私は、中国で罵られたりした経験は一度もありません。

「中国人じゃありません。日本から来ました。中国語わかりません。」

こんなことを言ってても、にっこり笑ってくれるのが、

南昌や、ここ菏澤の、私の周囲の市井の人々です。


桑原功一さんは、2014年9月に韓国でも、

「一人でもできる、日本と東アジアを結ぶアイディア」をソウルの街角で

実践しました。

この動画も胸が熱くなりました。⇓

 Blind Trust Experiment - Japan&Korea (日本人が韓国で目隠しをしてフリーハグをしてみた)

https://www.youtube.com/watch?v=j7Ovhko1U1U


 

 

 
コメント (2)
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