日本でも中国でも、どこの国でも、そこに棲む庶民が
戦争より、平和で安定した生活を望んでいるのは全くおんなじです。
戦争になれば、まず、庶民が、いの一番にかり出されて犠牲になるのですから。
先日、中国の学生たちの作文を掲載したのは、
中国の若者たちの平和友好への思いの深さが分かっていただけると思ったからです。
しかし、私は、雷国華さんの作文「まだ見ぬベビーへの手紙」で、
(ここは日本と違うな)と感じた部分があります。
それは、
『戦争や政治は庶民がどうすることもできないもの』という認識です。
これは、中国の現実です。
庶民が政治について公に意見を言うのに
自己保身のためにどれほど慎重にしなければならないと思っているかは、
中国に行って暮らせばわかります。
日本でも、日本国憲法無視のアベ政権下で
言論統制の風潮が急激に高まってきていますが、
まだ、中国のレベルまでは達していません。
国の民が不断の努力をすることによって、
「戦争は民の力で止めることができ、政治は変えることができる」のです。
2月19日の野党5党会談は、昨年来の市民運動の大きな力によって
実現されました。
「野党は共闘!」と、言って、言って、言いまくったことが政党を動かしたのは事実です。
これは、まだ、日本ではかろうじて言論・表現の自由を民が握っている証です。
しかし、これからこそが正念場です。
目的は、与党の力を削ぐことです。
そのための野党共闘であり、選挙での統一候補です。
私は今まで、民主党や維新の党に一度も投票したことがありません。
しかし、今回、自分の選挙区で民主党員が候補者として立ったら、
迷うことなくその人に一票を投じます。
どうすれば、自民・公明とその補完物である大阪維新の力を減らすことができるか、
そのことだけに100%の神経を集中しなければならないと思っています。
与党の力を削ぐためには、民は戦略的投票(賢い投票)をしなければなりません。
ここ2年間、どうしたら選挙で勝てるかを実際の現場を見て
データを集めて分析し、課題を見つけて発信し続けている
下の座間宮ガレイさんの言葉は、大変参考になると思います。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
『戦略的投票のためには、
国民の間に、与党の力を小さくするという共通の目標がなくてはいけない。
さらに、自分の選挙区の過去の選挙結果をふまえた簡単な票読みをし、
野党1位の候補者が誰なのかを周知しておかなくてはいけない。
目的意識を持ち、目的を叶える戦略を持つことが大切だ。
《もう一度!》
目的意識を持ち、目的を叶える戦略を持つことが大切だ。』
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
『つまり、国民が選挙の仕組みを利用するくらいに賢くない場合、
無知であることの過失によって、かえって権力に力を与える結果にすらなる。
選挙の仕組みを理解できなければ、
シュートを決めたが味方のゴールだったということになりかねないのだ。
これが2014衆院選で起きたことだ。』
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
『選挙は恐ろしい。一生懸命であっても、力の使い方を知らないと、
敵に対して、より強大な力を与えることになるのだ。
与党から見れば、本当に楽だ。
だってリベラル支持者をうまく情報コントロールし、
票割れを起こさせれば与党が勝てるからだ。
これが現在の与党圧勝にむけて起きたことだ。』
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
『内閣支持率と自民支持率の合計が100に近くなっている。
これは野党が割れていれば2014年の結果に近くなる可能性があるということ。
2014年の衆院選は野党協力が行われていれば
多く見積もってだが80議席野党が増えていた可能性がある。』
ーーー座間宮ガレイ「選挙JOCKEY!!」
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↓付録2016年2月20日しんぶん赤旗