毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「ある日の1年生の教室」No.2771

2018-12-11 22:45:33 | 中国事情

中国の多くの大学ではまだWindowsXPを使っています。

中国独自のバージョンアップをしているようで、

XPであるから不便だと思ったことはありません。

ただ、日本製のCD,DVDが使えないのが困ったものです。


ある日、1年の教室でふとモニター画面を見ると

あれ?何かうっすらと。

豚とリスが私を見つめていました。

 班長の王征さんがニコニコして

「それは韓璐さんが書きました。悪いですね~。」

と言いました。

韓璐(かんろ)さんは九月中旬、

一年の授業が始まった初日に日本語の名前「かんろ」が言えず、

「かあの」「かんの」を100回ほど繰り返して

何とか「かんろ」に辿り着いた学生です。

 最近もスーパーを「パースー」と通っぽくひっくり返し、

「私はお酒を飲みます」なのを「わたしは魚を飲みます」

と言ってクラスメートを驚愕させました

 

6人しか居ないこの1年生のクラスでは、

毎時間の始めに

自分の好きな日本語の歌を紹介してもらっています。

今日は韓璐さんの番でしたが、彼女が

「♪るるるん、るんるん、るるるん、るんるん

わたしは花の子です~ なまえはるんるんです~♪」

と歌いだしたのには懐かしいやらおかしいやらで、

心中、(韓璐さん、侮れないな。

何でこんな歌知ってんね~ん!!)

と舌を巻ました。


今日も最低気温―6℃の寒さでしたが、

教室には生温い暖房が作動していてそれほど寒くありません。

おや、暖かいお湯暖房の後ろに何かが置いてあります。

お馴染み、「蒙牛」社の牛乳でした。

誰かがミルクを温めているのです(ぬるくなるだけですけどね)。

中国の牛乳はこの「蒙牛」と「伊利」の二社が他社を圧倒しています。

どちらも内モンゴル自治区にある会社です。

数年前、沖縄辺野古の瀬嵩(せだけ)の浜に

この蒙牛の名前が入った飲むヨーグルトの空ボトルが

打ち寄せられていたことは忘れられません。

まさに、中日は一衣帯水の仲です。

 

コメント
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