12月8日、ハワイ在住日系4世のロバート梶原さんが始めた米大統領宛請願署名は、
12月27日夜11時50分(北京時間)現在168,301 署名が集まっています。
今日も、北京から我が教え子の一人が
こんな熱い連帯のメールを送ってくれました。
トランプ大統領への辺野古基地建設中止嘆願署名は、ここから
と、ロバート梶原氏(32)は、署名活動を始めたきっかけをBusiness Insider Japanに語った。
「わずか10日で10万集まったということは、多くの人が沖縄をサポートしているし、多くの人が辺野古に基地を望んでいないという表れだ。強いメッセージだ」
デニー知事を歓迎したアメリカ市民
と、毎日、基地建設反対を訴えるYouTubeビデオをアップしている。
梶原氏は今、辺野古問題に関心がある人々の間で、リーダーのように見られている。署名スタートから30日の1月7日には署名を提出するため、梶原氏をワシントンのホワイトハウスに送ろうという計画も持ち上がっているという。実現すれば、辺野古問題で市民の声がアメリカ政府に直接届けられることになり、画期的だ。
防衛省による土砂投入を海外の市民やメディアは、沖縄・辺野古問題が異なる次元に突入したととらえた。沖縄タイムスによると、有力紙ワシントン・ポストは土砂投入から20分後に、AP通信の記事をサイトに掲載した。ニューヨーク・タイムズもこれに追随。
その“予兆”は11月中旬の玉城デニー沖縄県知事の訪米から始まっていたのかもしれない。玉城知事の訪米はこれまでの歴代沖縄県知事や名護市長の訪米とは驚くほど異なる歓迎を受けた。
玉城デニー沖縄県知事の訪米時、沖縄ゆかりのアメリカ市民は「We love Denny」と書かれた紙を持って知事を歓迎した。
撮影:Keiko Tsuyama
工事の停止を訴えるため、安倍首相を何度も訪問している玉城知事は連帯を訴えるため、ニューヨークとワシントンを訪問。沖縄ゆかりの市民に、「ウイ・ラブ・デニー!」と熱狂的な歓迎を受けた。
玉城知事はニューヨークの集会で市民約150人を前に、「多様性の威力と沖縄民主主義の誇り」と題したスピーチを行い、「(基地問題を)沖縄だけに解決策を問うのではなく、日米の市民が自分のこととして、とらえてもらいたい」と訴えた。
「(基地問題は)沖縄の民衆の意思に関わらず、押し付けられてしまった。日本が沖縄の問題を無視したままでは、民主主義国家ではない。そこにさらに、辺野古の基地増強という負担を強いているわけです」
「また、(ハーフという)私のような存在が、沖縄の魂でもアイデンティティでもある。この多様性を誇り、それをアメリカにも尊敬してもらいたいのです。アメリカが自国の民主主義を誇りに思うなら、それを沖縄にも実現してもらいたい」(玉城デニー沖縄県知事のスピーチより)
として、沖縄県、日米政府の3者会談を強く希望していると強調した。
また、アジア・パシフィック・ジャーナル編集者のマーク・セルダン氏は、玉城知事はこれまでと異なる知事として期待できるとして、こうコメントした。
「辺野古の問題をアジェンダとして当選したが、この問題を解決するために、民主主義というキーワードなど新しい言語を見つけようとしていると思う。さらに、アメリカ人は環境問題についてとても敏感です。沖縄は、太平洋戦争で『戦争のキーストーン』でしたが、今後は環境に優しく『平和のキーストーン』になると主張していけると思います。そういった新しいメッセージを期待しています」
署名活動は1月7日まで続く。梶原氏らは、オノ・ヨーコなどアメリカのセレブが署名し、アメリカ人がこの問題に関心を抱いてくれることを期待している。
Business Insider Japan 津山恵子 [ジャーナリスト]
https://www.businessinsider.jp/post-182322?fbclid=IwAR3l7XWEabCYp-li7600C0VfWgmG4GiAU1IrvLPrVVtJGblsrTe9TB4hM6E
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