正義を踏みにじり、数々の違法の犯しつつ
無理やり工事を再開し、サンゴを殺す赤土を辺野古の海に投入し始めた、
悪い、非常に悪い日本政府ですが、
ここでその赤土に関する
〈オスプレイ・ふあんクラブ Osprey Fuan Club〉さんの
ためになる記事を一挙掲載させていただきます。
いつものことながら、国家と金儲けの利権屋がくっつくと
こんな酷いことをするという典型です
ーーーーーーhttp://ospreyfuanclub.hatenablog.com/
どっから、どうみても真っ赤だろ。
県民の超低速な癒しのコーナー、
沖縄タイムスの4コマ漫画『おばぁタイムス』に、女神がパァァァァと現れた。
イソップ寓話『金の斧』の女神である。
12月16日沖縄タイムス
島の年寄りたちの悲しくやりきれない思いを
静かに四コマに表現している。
まさに、
ーーーtwitter.com/
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しかし、琉球セメントが投入した土砂は、
実際には「金の土砂」や「銀の土砂」でもなく
はたまた「普通の土砂」ですらない。
どっからどう見ても
真っ赤っかの「違法の土砂」だ。
まず、 沖縄県はサンゴを窒息させ、
サンゴの海を死滅させる赤土の流出について、
1994(平成六)年に「赤土等流出防止条例」を制定し、
厳しく取り組んできた。
ゆえに、1~5工区の埋立てに関し、
防衛省はすべて県内産の岩ズリとし、
本土のゼネコンを主として、
283億6126万9800円の契約をしている。
283億6126万9800円だ。
↓色で塗ってあるところが上で示す辺野古側の埋立契約箇所。この部分だけでこの金額。
資料によると防衛局は今年3月2日に各社と契約。同月29日に1~3工区で埋め立てに使用する土砂の一部を「海砂」としていたが、全てを「岩ズリ」とする内容に契約を変更。全5工区で本部、国頭の県産の岩ズリを使用する。仕様書は岩ズリは海上から運搬し、陸揚げした後にブルドーザーで押し出し海域を埋め立てるとしている。
新基地埋め立て順序変更、辺野古海域から開始 4JVと1企業計283億円契約 | 沖縄タイムス
ところが、どうみても、
これは岩を砕いたまっとうな「岩ズリ」ではない。
まっとうな岩ズリであれば、黒っぽい色のはずだが、。
奇妙なくらい、恐ろしいほどに、
赤過ぎるのだ。
腑に落ちないのは赤土の投入だ。今日、羽田から那覇に戻ったが、那覇空港の沖合展開埋立でも赤土は見えない。那覇空港沖合展開でも海砂・岩ズリ・浚渫土、公共残土が埋立土砂とされている。購入する岩ズリがほとんど赤土の土石とはあり得ない。琉球セメントの自由裁量なのか。
真っ赤な赤土が海水に溶け、海が赤土色に染まっているのが見えるだろう。
このままでは、大浦湾のサンゴたちはひとたまりもなく赤土に覆われることになる !
臨時国会中の防衛省のヒアリングで搬入される沖縄産黒石の岩ズリの品質検査の書類の開示を求めた。12月13日付で提出されたが、出されたのは写真のように黒石の岩ズリの検査風景の写真だった。しかし、琉球セメント桟橋の堆積場の赤土土石や辺野古に投入されている土砂の様子とはずいぶん違う。
琉球セメント安和桟橋の堆積場に残された堆積と琉球セメントが提出した船ごとの検査風景は随分違うことは明らかだ。1立米1万円以上の単価で買う沖縄産黒石の岩ズリが赤土の土石になっても、辺野古埋め立ては大丈夫なのか。後で、土壌改良が必要となる恐れはないのか。
我々が忘れてはならないのは、
今ちょうど土砂が投入されている第3工区は
大林組 (東京都) と東洋建設 (東京都) と屋部土建 (沖縄市) の
JV (合同企業体) が防衛局と
72億1310万4千円 で契約した工事であるという事。
1立米1万円以上で契約したはずの沖縄産黒石の岩ズリが、
なぜ違法で粗悪な赤土にすりかえられ投入されているのか。
これは赤土条例に違反しているだけではない。
契約違反の違法工事、
そして国民を欺く税金詐欺。
そう、これが基地利権企業のやり方だ。
本部・国頭の県産の黒色岩ズリを含んだ埋立ての契約金
283億6126万9800円のうち、
いったいどれだけの金が東京に還流しているのか。
沖縄をダシにして、
沖縄の山を削り、
沖縄の海を赤土で埋め、
もうけはごっそり東京に持って帰る。
本土ゼネコンの手先として徴用される琉球セメントが
本当に正直者なら、赤土は全部元あった場所に戻すだろう。
あの戦争の罪業から、
日本の企業は「何も」学ばなかったのだろうか、
ただただ、儲けのためだけに、
どんどん進んで権力と悪に加担した。
「地域とともに歩む」をうたう琉球セメントだが、
今、その企業にひとカケラの良心でも残っているだろうか。
もう一度、琉球セメントにたずねたい。
おまえが辺野古に落としたのは、
どんな土砂か。