毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「『同性愛が広がると区が滅ぶ』これ中国でも聞いた」No.3982

2020-10-06 23:55:22 | 反戦平和

東京都足立区議の78歳のお爺さん(白石正輝:自民党)が

9月の区議会で

「同性愛が広がると区が滅んでしまう」

( L:レズビアン G:ゲイ B:バイセクシュアル

T:トランスジェンダー Q:クエスチョニング )

という趣旨の発言したことが話題になっていますが、

実は、この発言と全く同じものを私は中国で聞いたことがあります。

中国の大学の授業で

LGBTQをテーマに取り上げてディベートしたとき、

性的マイノリティに反対の意見として

上の78歳の区議会議員と同じ発言が出ました。

「もし、世界にLGBTQが蔓延ったら人類は滅びる」

というのです。

あと、杉田水脈自民党衆議院議員の

「LGBTは生産性がないので税金をかけるべきではない」

というのにピッタリ重なるのが、ある学生の

「人間は子孫を生み育てる社会的使命がある。ゲイもレズビアンも

子どもが産めないので生産性がない」

という意見でした。

しかし、これらの発言者は1か月にわたる授業の間、

実際の性的少数者本人や家族の声を聞き、

話し合いや実態調査をする中で

面白いように考えが広がり、深まっていきました。

「性的少数者は流行したり、どんどん広がるものではない」

「子どもを産まなくても社会に貢献することはできる。

毎日働いて生産しているのはゲイもレズビアンも私たちと同じだ」

という考えに傾く学生が増えたのです

中国では筋道や論理を大切にする伝統があり、

議論を楽しみます。

その議論で出てきた意見をそれぞれが持ち帰って思考を深めていけば

人権派が勝利します。あとは慣れだけです。

日本の78歳のお爺さんは今さら無理かもしれませんが、

杉田水脈はまだそんなに年でもないので

中国の学生のようにちょっと勉強さえすれば

偏狭な考えが変わるんじゃないか、と思うのですが

勉強する気がないのでしょうね、きっと。

 

ニュージーランドで同性婚に賛成投票をした議員の言葉が

言い得て妙です。

「明日も世界はいつものように回り続けます。

だから、大騒ぎするのはやめましょう。

この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、

関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです」。

(モーリス・ウィリアムソン議員の同性婚を認める法案の最終審議と採決の際のスピーチ。2013年)

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f7a6cdec5b64cf6a2523bd6??ncid=newsltjphpmgnews

 

 

 

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