明日の午後、李海鵬先生、2年の趙祖琛さんと私は
菏澤から列車で1時間ぐらいのところにある聊城(りょうじょう)市に向かいます。
日中平和友好条約締結40周年を記念して開催される
山東省・和歌山県共催の日本語スピーチコンテストに出場するためです。
ここ一ヶ月程は趙祖琛さんと二人で、
日曜を除く毎日の放課後をその練習に費やしてきました。
ああ、もっと時間をかけて熟成すれば、
拍も発音もアクセントも、イントネーションも、プロミネンスも
ブラッシュ・アップできるのですが、もはやここまで。
あとは本人が練習でつけてきた力の全てを発揮できることを
祈るのみです。
練習の課程にはドラマがあったのですが、
それはコンテストが終わってからのご報告にします。
それより、今晩ネット情報をチェックしていたら、
「中国人の日本に対する印象の改善は進み、日本の印象を「良い」とする人は昨年から11ポイント増加して42.2%となり、2005年の調査開始以降で最も高い数値となった。」
というニュースが目に飛び込んできました。
データは後ほどきちんと目を通すつもりですが、
とりあえず、中日友好の背中を押されたような
嬉しい気持ちになったので、
明日は足取りも軽く3人で菏澤よりちょっと北に位置する、
たいして観光スポットもないと趙さんが言う聊城に行って参ります。
(実は、趙祖琛さんの出身地です)。
「第14回日中共同世論調査」結果
「議論の力」で強い民主主義をつくり出す特定非営利活動法人 言論NPO
http://www.genron-npo.net/world/archives/7053.html
中国人の日本に対する印象の改善は進み、日本の印象を「良い」とする人は昨年から11ポイント増加して42.2%となり、2005年の調査開始以降で最も高い数値となった。これに対して、「良くない」が11ポイント減少し、56.1%にまで下がっている。
日本人の中国に対する印象はわずかに改善しているが、中国に「良くない」印象を持っている人は86.3%と依然9割近く、対照的な状況となっている。中国に「良い」印象を持っている人は13.1%にすぎない。
相手国に対する印象の理由
日本人が中国に「良い」印象を持つ理由で最も多いのは、「観光客の増加や民間交流により中国人の存在が身近になっているから」だが、昨年からは15ポイント減少している。昨年からの増加が目立ったのは、「中国は国際社会で世界の大国として行動し始めたから」で10.4%から25.2%に増加している。
中国人が日本に「良い」印象を持つ理由は、「日本は経済発展を遂げ、国民の生活水準も高いから」が51.6%で最も多い回答となった。昨年最も多かった「日本人は礼儀があり、マナーを重んじ、民度が高いから」は61.8%から49.2%に減少したが、依然半数近くがそれを選んでいる。「日本は自然が風光明媚で温泉等の観光地が多いから」も45.3%と根強い。ただ、「日本製品の質が高いから」は44%で昨年の53.5%から減少、「日本の技術は先進的だから」も25%と、昨年の44.9%を大きく下回るなど日本の技術力の高さを好印象の理由とする回答は減少傾向にある。
一方、日本人が中国に「良くない」印象を持つ最も大きな理由は、「尖閣諸島周辺の侵犯」の58.6%である。これに次ぐのは「国際的なルールと異なる行動をするから」の48%で昨年を8ポイントも上回っている。このほか、昨年を上回ったのは「中国の大国的な行動が強引で違和感を覚えるから」の36.6%(昨年34.4%)、「軍事力の増強や不透明さが目に付くから」の33.5%(昨年30.4%)である。
中国人が日本に「良くない」印象を持つ理由は、その多くが昨年より減少している。「歴史をきちんと謝罪し反省していないから」で5割を超え最も多い回答となったが、昨年からは13ポイント減少した。これまで上位にあった「尖閣諸島の国有化」や「日本が米国その他の国と連携して中国を包囲しようとしているから」を理由として挙げる人もそれぞれ12~13ポイント減少している。
でも、さらにひどいことは、そうした歴史的事実をなかったことにしようとする歴史修正主義者たちの歪曲と捏造です。アベ首相が南京虐殺記念館に行く事があるとすれば、日本国の圧倒的多数の民が「安倍首相、おまえが行け!」と声を轟かせたときだと思います。日本国民の声のか細いことを好いことに、国民を舐め切っている今の自民党政権をビビらせるのは国民しかありません。沖縄にしても、戦争責任にしても、日本の民の声を大きくするために、私たちはもっと、もっと、智恵を働かさなければならないと思う今日この頃です。