9月後半から週に二日、日本語を教えていました。
一昨年の末、中国の大学のオンライン授業を終えたあとは、
もうこの仕事とは縁が切れたかと思い、
息子の店の手伝いをちょろっとするくらいで
あとは本を読んだり、
裏庭の草木を眺めたり、
暑さ・寒さのしのぎ方研究をしたりと、
好き勝手暮らしていたのです。
それが、ひょんなことから大阪のインターナショナル・スクールに通う高校生に
日本語能力試験3級(N3)対策の個人授業をすることになりました。
試験は去る12月1日に終わり、私も元の暮らしに戻ったところです。
この2カ月半の体験で(そうだ、仕事をするとはこういうことだったんだ)と
思い出したことがあります。
1. 自由時間がなくなる。
毎日、次のレッスンや全体計画を意識して時間を使わなければならない。
「ひねもすのたり」が不可能。
2.のんびり本を選んで読めない。
読む本は日本語関連に集中する。
以前はのびのびと、書かれた行間の空想を楽しめたのに、
自分の興味関心が、教える内容に沿った限定的なものになってしまう。
3.夜中も安眠できない。
昔、学校の教員をしていた時、
夜、眠りながらも夢で教案を練ったり、授業をしていたり、
たいへん生真面目な(笑)人間だった。
多分、日頃から自分の授業に自信がなかったためだろう。
しばらく忘れていたこの感覚が9月から11月末まで蘇ってきた。
・・・・・・・・・
今、自由とは何かがちょっと分かります。
仕事をしないことです!
ああ、何もしなくていいことはなんて気分がいいんだろう~~
2カ月半の間の生徒が日本語能力試験に合格するよう願ってはいますけどね。
〈付録〉裏庭で多分今年最後のトカゲとの遭遇(11月27日)
このくねくねがなんとも可愛いじゃないですか。
こんな裏庭でもちゃんと育ってくれて嬉しいです。
来年の春、また会えるかな。
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