午前の2年生の授業の時、
趙祖琛さんはクラスメートの前で最後の発表練習をし、
クラスメートから心からの励ましの言葉を受けました。
最後はZARDの「負けないで」をみんなで歌って壮行会っぽく・・・と
演出したのですがまだ覚えていなくて、それでも
「♪ 負けないで もう少し 最後まで走り抜けて
どんなに離れてても 心は傍にいるわ
追いかけて 遥かな夢を~」
の大切な部分だけはかろうじて歌えました。
趙祖琛さんのこの1ヶ月間のがんばりと上達を目の当たりにしてきた
2年生たちにとっても、いい刺激になったはずです。
さて、午後、李先生、趙さん、私の3人は菏澤駅に向かいました。
今日はそんなに込んでいないとのこと。
しかし、私から見れば十分に込み合っています。
列車に乗って1時間ちょっと、
後はタクシーで4時半には聊城大学に着きました。
郊外にある広々とした大学です。
驚いたのが大学キャンパス内の招待所。
大学が管理するホテルみたいなものなのですが、
私が案内された5階の部屋の窓から外を見ると……。
菏澤学園は完全に負けました(笑)。
明日に備えて、夕食後軽く2時間ほど練習し、
今夜はぐっすり眠れるように
李海鵬先生が薬局で買ってくれた漢方の安眠補助薬、
発音をクリアにするための慢性鼻炎の漢方薬、
さらに風邪の漢方薬と、
薬嫌いの趙さんが今夜は3種類も飲んで
今頃ベッドで休んでいることでしょう。
緊張やストレスとの闘い、克服が
趙さんのスピーチ大会参加の大きな課題です。
どうぞ、練習で培ってきた力を十分に発揮できますように……。
ということで、お休みなさ~い。
良いお知らせをお待ちしていますよ~~ッ。
ストレスにとことん痛めつけられた経験のある趙さんにとって、今回の練習課程とその結果は彼を前に進ませる上で意義深いものだったようです。「今からが出発です。」と、夕食の時力強く語っていました。
去年の韋彤さん(現在4年生)も、過呼吸やらスピーチに対するトラウマやらで大変だったんですが、趙さんも負けず劣らず困難が横たわっていました。練習過程で神経衰弱になり、私も心配になって「もう出場を辞退しましょうか。命を削ってまでやらなくたっていいよ。」と言ったくらいです。そういうことがあったので、ここまで辿り着けたことはとても嬉しいんです。