夕方5時に浦東空港から大阪関空行きの飛行機が出発するので、
余裕を見て2時には空港に着きたいと言うと、立君さんが2つ提案した。
1つ、午前中地下鉄で豫園に行き、見学する。
2つ、昼にお兄さんのアパートに帰って、周さんが会社の車で来てくれるのを待ち、
近所の美味しい鴨肉ミーフンを食べる。
ということで、評判の豫園に行きたかった私はホクホクした。
↓出発前の朝の上海住宅地(お兄さんのマンションの窓から撮った)。
(なんか違和感感じるなあ)と思ったのは電線の束のすごさだ。
↓豫園には全世界から観光客が押し寄せ、たいへん混んでいた。
中国はどこの観光地もこうなのだ、と諦めなければならない。
元々、明代の役人がお父さんのために18年間もかけて建てたという庭園で、
ようやくできた時、肝心のお父さんは亡くなっていたという。
その後、一時荒廃するが、清朝(乾隆帝)時代に再建され、
さらに紆余曲折を経て、1982年、国務院より全国重点文物保護単位と指定された。
上海様式と言われる建築が歴史的雰囲気を伝えている。
庭園の一角にそびえたつ銀杏の木。樹齢400年だそうだ。
「郭沫若」の署名があるので彼の直筆文だろう。癖字だな。
文字には性格が映し出されるというが…。
↓庭園の職員が洗濯物を隠そうともせず、干している(もちろん庭園の中)。
これは何もここだけに限ったことではない。
あちこちの国家的重要文化財に指定されたところでも、人々は平気で
赤いパンツなどを乾かしていたりする。
日本(特に本州)ではそういうことを絶対しないと思う。
良し悪しではなく、おもしろい違いだ。
↓何と、豫園にうちのクロちゃんとそっくりな猫がいた。
うう、クロちゃん、久しぶりだね~~
さて、豫園の外は「豫園商城」と呼ばれ、お土産屋さんなどが立ち並ぶ。
面白かったのが、これ。↓
赤い丸の中に黒い眼鏡のようなのがあり、そこを覗くと紙芝居が始まる仕組みだ。
客が6人そろうと、右端のマイク装備の男性が野太い声で、非常に巧みに昔物語を語り出す。
中国非物質文化遺産に指定されているとのこと。お代は20元だったかな?
↓日曜日で家族連れも多い。肩車の男の子のヘアスタイルは、
今、中国の流行りのようだ。
かつら屋さんのマネキン、ここまでリアルにしなくても…。
ふう、やれやれ、駆け足で連れて行ってくれた余立君さん、
本当にどうもありがとう。
↓マンションに戻り、インドネシアで買った辛い海苔を、
とても美味しいと言って食べる立君さん。
やはり、江西省人だな。
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