「洛陽の牡丹は有名ですが、その牡丹は菏澤から伝えられたものです」
と菏澤人たちが自負する、牡丹です。
とは言っても大学キャンパスの小庭園ですので、種類は限られているんですけどね。
大学の住所も、
山東省菏澤市牡丹区大学路2269です。
せっかく牡丹が咲いているというのに、今日、頭に来ることを2つも聞き、
1年生の授業で、
①腹が立つ ②(胸が)ムカムカする/ムカつく ③頭に来る
のように、怒気は腹→胸→頭と、上にのぼると説明しました。
そして④血管切れるです。
今日の怒気は③と④の間のレベルで、
(もう、ホンマに日本に帰ったろかい!)と思いましたよ。
一つだけぶちまけますと、
日本語学部の教室は1年・2年の2学年に対してたった一つの教室しか
あてがわれていません。
その教室を、英語学部の人数が6人か増えるからと言って
明け渡さなければならなくなったのです。
ま~た流浪の民です。
使っていない汚い教室を掃除するところから始めなければなりません。
2年生の学習係さんが朝から外国語学院の院長に
直談判しようと院長室前でずっと待っていたのですが、
今日に限って院長は出張し、
日本語学部の新ボスは超上向きですのでお話にもならず、
学生たちの説明を求める電話に出ようともしません。
2年生たちは英語学部の教師の恫喝を受け、
ついに屈しました。
日本語学部は弱小学部だから、
いっつもこんな酷い目に遭うのです。
面従腹背、臥薪嘗胆、今に見て居れ、悪逆無道の馬鹿野郎ども~
教室を追い出されるなんて!!大学にとっては、他の学部と同じ学生じゃないですか!!!
読んだとたんいきなり頭に血が上りました。
前任校(国家が決めた一流校)からこの大学に赴任した時「どうして前の大学を辞めたんですか?」と心底不思議そうに聞かれたものです。私は当時、一流でも二流でも学力レベル以外はそんなに違いはないだろうと思っていたのですが、「二流校」とは、国家の先進的指導も保護も受けていない学校という意味で、大昔からの上意下達、権力を持つ者は何でもできる、差別ももちろん問題ない、賄賂万歳……とまあ、例を挙げれば限がないほどの理不尽にまみれているということが、長居すればするほど分かってきました。そういう意味で、一流校と二流校の両方を体験したのは意義のあることでした。アハハハ・・・・・・