毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「買い物市(いち)~その2~」     2012年2月13日(月) No.282

2012-02-13 21:51:16 | 中国事情
 この村の市(マーケット)の特徴は品物の多くが手作りであることだ。もちろんどこかから仕入れてきた衣類、靴などもたくさん売られていたが。



手作り篭や箒を見ると、うっとりする。ああ、この箒、一本欲しいな…。




さりげなく積まれた篭やら。手前のは何という名前だったかな?ただのザル?子どもの頃家にいくつもあった。記憶では豆とか入れていたような。




この青い服を着た細身のおじいさんは、思婷さんのお母さんの叔父さんで漢方薬屋さんだ。ここでクコを一袋買った。
白いジャケットが思婷さんのお母さん。日本人の私を守るために当日一緒に来てくれたのだ。




この叔父さんは自分の姪の子ども(つまり思婷さん)を、私の子どもと勘違いしたりして、かなり大らかな人だった。



美味しそうなお菓子。ポン菓子風だが買わなかったので実際はどうか。


このようにその場で作って売っているのだった。



皿の中に名前を彫っている職人さん。裏じゃなくて表に彫っているのが愕き!この辺りではそうするんだって。



使い込んだミシンを駆使して、ハテ?何を作ってはるんやったか。あまりにも笑顔が素敵で忘れてしまった。でもほら、しっかり働く女性はみんな腕貫(うでぬき)しているんだよ。カッコイイじゃないですか。私も炊事をするときは使っています。もちろんこの市で買った物。




何という美しい足なんだろう。肉として売られてもなお…。




唐辛子は江西省の料理には欠かせない。ほぼ全ての料理に唐辛子を入れて辛くする。慣れたっちゃあ慣れたけど、他の味が恋しくなるときがある。




お昼はマーケット近くの屋台でミーフェン(ビーフン)を食べた。出来るまで思婷さんのお母さんは、ずっと作っている人の側に立っていた。「知り合いなの?」と聞くと、
「いいえ、作る人が清潔にきちんと作っているか見張っているんです。母は外で食べるときはいつもこうなんです。」
と思婷さんの返事。すごい。「その野菜、もう一度洗ってください。」などと言っていた。心なしか作っているおばちゃんの横顔にイライラ感が…。
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2 コメント

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Unknown (kekotan)
2012-03-16 00:40:54
その昔、中国のどこやらに渡った両親は同じような光景や品物を目にしたのだろか。その昔の両親の姿を想像し、生前の両親の話しを思いだしいる。
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昔の北海道と今の中国農村 (ブルーはーと)
2012-03-17 11:08:04
似ているなあ、と思います。
農機具も手作り金物も。
両親は明らかに中国文化・習慣の影響を受けていたね。母がひとに物を渡すとき、投げて渡していたこととか(これ中国式)。
生前、私が「没関係」と言うと、
「『大丈夫だ。気にするな。』という意味だね。」と覚えていたのもスゴイ。
4年間の中国生活はその後65年、心に生き続けていたんだね。
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