毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「買い物市の日~その1~」   2012年2月12日(日) No.281

2012-02-12 21:37:38 | 中国事情
 今日は①ホイットニー=ヒューストンが亡くなった。
    ②福島原発2号機で90℃近くまで水温が上がった。
    ③吉本の「面白い恋人」が「白い恋人」に訴えられた。
など、色々なニュースが押し寄せてきたが、私は自分の一日を過ごすしかない。ちょっとだけの中国語学習、読書「日本の神々」(谷川健一)、チキンスープ(ライスと麺入り)作りなどしてもう一日が終わりかけ。

ということで、ブログも淡々と江西省の農村訪問の続きだ。いよいよ隣の市(し=新余市)管轄の村で月に数回定期的に開かれる市(いち)。写真をたくさん撮ったので今日だけでは説明しきれない。今日は前半ね。


劉村からその市に行く途中、丘をいくつか越えていく。
歩きながら唐突に韓国映画「風の丘を越えて~西便制~」の1シーンを思いだした。3人の義理の親子が「アリラン」を歌い太鼓を打ちながら旅を続けるあのシーンだ。趙博さんの『歌うキネマ』でもお馴染みだが、あのシーンは映画の中で最も心に残ったうちの一つだ。
畑の土が赤くて、時々生えている草の緑がいつもとは違う色に見えた。



さあ、いよいよマーケット会場に着いた!もう買い物を終えて買える人たちもいる。まだ午前10時なのに。



量り売りで売られているお菓子。どれも安くてまあまあの味。だけどバター・マーガリンは全然使われていない。輸入品はメチャ高いからね。「岩おこし」「ビスケット」「ポン菓子」とよく似ているのがあった。




旧正月前とあって、正月飾りの絵がたくさん。鯉や赤ちゃんの絵に混じってやっぱり毛沢東の顔が…。



イヤイヤ、毛沢東だけを祭り上げちゃいかん、というわけか、七福神ならぬ四政治家がズラリ(誰だか分かる?)。こういうのを買って帰る人もいるんだろうな。売っているということは。



子どもが欲しい人たちはこういうのを買うのかな。左右の七文字はセットになっていて、読み上げるとリズムがあってカッコイイ。試してみてね~。


大晦日の夕方に家の入り口に貼る「春聯」を書いて売っている。左右に一枚ずつ、中央上に一枚といった配置のようだ。次々にお客さんが書いてもらっていた。


生きたまま篭に入れられているのは鴨。鶏もこのようにして売られている。なんかドキドキする。




こちらは鶏。子ども達は売られるときにチャッチャと殺される鶏を見る。そういう場面を見て育つ。いつも命の実態の傍にいると、自然の循環がものすごく分かると思う。都市が失ったものがここにはある。
よく、都市生活者は田舎の者を「ダサイ」というが、ダサイのはその人の脳みそである。


これは淡水魚で小骨が多いが白身の美味しい魚だ。お腹を見せながらもまだエラでパフパフしていた。
未だ明けやらぬ早朝に捕ってきたのだろう。江西省の一月の日の出は7時半頃だった。4時、5時はまだ真っ暗。
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