新型肺炎の影響で縁日「廟会」が中止された北京中心部の地壇公園。警備関係者だけが目立った=25日(共同)
引っ越した新居で、テレビがちゃんとつくか確認のためスイッチを入れたところ、
関空に降り立ったたくさんの中国人旅行者の映像が目に飛び込んできました。
テレビ局のレポーターが旅行客に新型肺炎のことを聞いています。
せっかく春節に
近くて気軽に来られる日本にお楽しみ旅行に来た中国の人たちに、
空港に着くなりそういうこと聞くなんて日本人て相当自己中だなと思える一コマでした。
(おいおい、新型コロナウイルス持って来ないでくれよ)という
迷惑気分をじわーっと相手に伝えているのです。
他のどこのチャンネルでも中国の新型肺炎の脅威について報じていました。
私の勤務地山東省の南隣の湖北省武漢で不気味な広がりを見せている新型肺炎。
映像ではほとんどの中国人観光客がマスクを着けているのに
あるテレビ局のレポーターはどういうつもりなのか、
「マスクを着けていない人が目立ちます」
などと言うので、(全員マスクしろ~)と思っているんだなと感じました。
また、「中国の人たちがそんなに気にしていない様子なので驚きです」
て、日本が過度に騒ぎ過ぎなんだよ!
何かあったらそれ一つに寄ってたかってワーワー騒ぎ、
ある日ある時、別の話題に移ったらひとっつも報道しなくなる
この報道パターン、私は子どもの頃からずっと変だなと感じていました。
冷静さの欠片もないです。
知ることは大切ですが、ある方向に乗せられないようにしないとね。
どうか日本の人たちが
この新型肺炎のことで中国を上から目線で見たり、
嫌ったりなどしませんように。
病気はいつ、どこで発症するかわからないのです。
誰も病気になりたくてなる人はいません。
日本でだって新型の病が発生する可能性はいくらでもあるのです。
ーーどるめん&遊にて
これは宮坂さんに教わってずっと前に聞いた歌です。
美しい絵本のような、でも戦争で人生を奪われた悲しい歌ですね。大竹しのぶの朗読もいいですね。
武漢には私の教え子が進学したところで、武漢大学の桜並木は春の名所です。YOU TUBEで武漢在住の若者の世界に向けた命がけのアピールを聞きました。庶民が国家に命を握られている状態は、戦時中も今も同じですね……。