毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「南昌の片隅から-忘れない、東北を-」  2012年3月11日(日) No.307

2012-03-11 21:43:31 | 中国事情
 江西財経大学日本語学科の2年生主催「東日本大震災追悼の夕べ」は
夕方6時半から7時半すぎまで、麦路キャンパスの教室を借りて行った。
60人ほどの参加者。今学校にいる日本語学科の学生は100人に満たない。
それを思うと、授業でも何でもない、日曜の夕方に
ずいぶんたくさんの学生が参加してくれた、と思う。



4年生の黄さんは萍郷(ピンシャン)の農村出身。
「第七回中国人の日本語作文コンクール」で3位に入り、作文が本になった子だ。
彼女は外交官になって中日関係を改善するために尽くすと、ここで宣言した。
大風呂敷と思うかも知れないが、彼女は本気だ。
そのために北京外交学院の大学院を受け、この間合格したばかり。
「一所懸命」という言葉は、彼女たちの行いを表現するのに相応しい。

↓2年生がたどたどしいながら、
 日本語と中国語で1年前当時の新華社ニュースを朗読。
 女川町の佐藤充さんの犠牲が、今も忘れられない中国の若者達。


「亡くなった犠牲者よ、安らかに。生き延びた人、苦しかったでしょう。
でも、輝く明日がきっと来る。負けないで。
中国の南昌で、私たちは、今も被災者の心を一緒に感じています。」
という言葉のあとに黙祷をした。


↓ 私のスコップ団の話のとき、意外にたくさん参加した1年生のために
ボランティア通訳をお願いしたら、4年生の範さんがサッと手を挙げて、
流ちょうに通訳してくれた。
参加者が日本の東北を思うことで、心を合わせたひとときだった。

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