線路を直そう

2019-07-05 19:06:17 | 工具・機械
昨日のB375(508)はローラー運転台では万全とは言えないまでも走るようになったが、線路で実際に走らせなければ評価はできない 
ところが屋根裏部屋の古い金属道床線路はこのところ立ち往生が頻発 
同じ箇所で止まるのでジョイナーの接触が悪いのは判り切っていたが、そっちこっち繋ぎ直しても改善しない 
ジョイナーの抜き差しする方をいくら潰してきつくしても、外れない方のカシメが緩んでグラグラしているのでダメだ 
そこでカシメの方をハンダ付けすることにした 

道床はビニール引きの鉄板なのでビニールが剥げると短絡する 
大昔に買った線路は抜き差しの度に道床とレールがズレてビニールが切れてショートした 
(頭に来た父が道床の爪を全部開いて紙を挟んで絶縁した!) 
なのでハンダの熱でビニールが溶けるのが怖くて今までハンダ付け出来ないでいた 
それが炭素棒ならコテよりも熱が広がり難いのでやってみた 

使用したのはいわゆる炭素棒ではなく、ピンセットのように摘んで電流を流すタイプ 
このように摘んで加熱する (撮影のために左手で持っているが実際は右手で扱う)


このタイプは電極の表面が直ぐに酸化してしまうのか、スイッチを踏むとパチンッと鳴って火花が散るがかまわず通電し続けると電流が流れる
最初はヤニ入りの糸ハンダでやったら流れが悪かったのでペーストを一塗り 
そして加熱すると一瞬でジュワっとペーストが溶けるので、すかさず糸ハンダを差すとするっと走ってレールとジョイナーの隙間に流れ込んだ 
もちろんフットスイッチはDさんの教え通りカチカチと断続的に踏んで過熱し過ぎないように調整 


レールの内側にハンダを流すとフランジに支障する恐れがあるので外側だけハンダ付けした 
万一ビニールが溶けてショートしていると拙いのでテスターを当ててチェック 
最後に融けて広がったペーストをIPA(水抜き剤)で拭いてオシマイ 

線路を組立ててKATOのディーセル機を走らせてみたら極めて安定して走行したので改善したと思われる 
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