ラダーの工作

2009-03-18 13:20:18 | AS-16m RS-3 / ATLAS-KATO
AS-16m / ALCO RS-3 (ATLAS/KATO) II -6 フードサイドのラダー作成

せっかくの休みですが、咳が完全に治まらないので外出自粛です。

*試験的にタイトルと概要文を入れ替えました*

1955年12月落成のAS-16m はロングフード前角のグラブアイアンの代わりに、ファイアマンサイドのラジエーターシャッター横にラダーが設けられていました。
後にこれを撤去してグラブアイアンを増設した車輌も有ったので、従来のグラブアイアンの方が使い勝手が良かったのかもしれません。

このグループのRS-3を作るからにはこのラダーを付けないわけにはゆかないと、工作開始から思っていましたが、具体的にどうするかは未解決のままとうとうここまで来てしまいました。

当初はアダチ製のプレス抜きハシゴ(コの字断面)を使用するつもりでしたが、ステップの間隔が狭くちょっと印象が違いました。
かといって平面の打ち抜きハシゴでは他とディティールの印象が違いすぎます。
丁度家に居る良い機会なので、以前から作ってみたかった自作ハシゴに挑戦することにしました。

まず真鍮帯板を曲げるところから始めます。
帯板を平面方向に曲げるのですが、ボルトに通したナットに挟んで曲げると歪まずに曲げられます。
*ずいぶん前の月刊とれいんで、平井憲太郎氏が内野日出男氏から教わった技法だと紹介していました*

プロトタイプのラダーはスケールではおそらく0.6x0.2程度の帯板で出来ていると思われますが、私の工作ではこれは無理ですので1.0x0.4の帯板(谷川製客車キットのヘッダー)を使用しました。

ライターでなましてからエイっと曲げます。

曲げた部分は加工硬化するかと思ったら柔らかいままだったので、金床の上でヘラを掛けておきました。

2枚とも最上段の穴を開け、重ねて0.4ミリ燐青銅線を刺し、反対側はクリップで留めてズレを防いでから2枚重ねで0.4ミリ穴を開けました。

最上段と最下段に線を通して4ミリ真鍮角棒を挟み、上から順に半田付け。

組み立て終わって片側仕上げたところ。

試しにフードにあてがい位置を確認。

フードに差し込むための足(0.4ミリ真鍮線)を取り付け

その後瞬間接着剤で固定してトップ画像となりました。

プロトタイプの写真と見比べると、柱が太いのと、最上段以上の高さが足りなかったためにドンくさい印象となりました。
まあ、私の工作ですから、付いてないよりマシというレベルの物だということです。

この後、もう1輌の1953年落成のAS-16mと同様にホーンを取り付けて全てのディティール工作を終了しましたので、金属部品にプライマーを筆塗りして塗装に備えておきました。

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