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ルーバーを削り落としてIPAに漬け込むこと4日間・・・塗膜は頑固に崩れません。
「IPA 塗装剥離」で検索したページには「一度塗装剥離を止めて水で洗うなどすると落ちにくくなる場合がある」と記されていました。
このシェルは元々塗装が落とし難かった上に、その上から何度も塗装しては落とすを繰り返していますのでよけい難しくなってしまったんだと思います。
適当なところで諦めて、今日は新しい空気取り入れ口(フィルター)を削り出しました。
ロングフード前後に見える四角い凹みがそれで、PRRでは1955年に配備したユニットはこのタイプでした。
サイズを検討して鉛筆で罫書いてから、カッターナイフで外形を切り中を彫刻刀でさらいました。
過去にSTEWART HOBBIES からこのタイプのシェルを持つキットが発売されていまして、フェーズIIとかフェーズIIIと呼ばれていたようです。
キットが生産中止になった現在でもPH2のシェルは入手可能なようですが、ウォーク/アンダーフレームとの組み立て方が異なるので、フードだけ交換するのは容易では無いと考えてKATOのシェルを削ったというわけです。
PRRのプロトタイプ写真を見ると、フィルターの中はかすかに網目が見えます。
穴の中に真鍮網目板をはめ込めば良いのだと思いますが、現物あわせが大変そうですし網目がオーバーになりそうです。 墨入れでごまかそうかと・・・
先日のエントリでdda40xさんがコメント下さった「抜き勾配」が目立つスタックは、上手く削る方法が思いつきません。
一旦スタックを切り取って、整形してから再接着するしか無さそうです。
続く~
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