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Brugge Style
ミスコンって
今年のミスユニバースが決まったそうである。
ニュースで見た上位6名はそれぞれ女神のように美しく、口を開けたまま画面に穴があくのではないかと思うほど見つめてしまった。
ふと画面下を見ると、立教や明治学院などのミスキャンパスの情報も掲載されている。
まだやってるねんな~と、感慨深い。
ところで、ミスコンの趣旨というものも(HPに堂々掲載してあるのだろう)、ミスコンに出場したいと思う者の気持ちも(美しく生まれたら自然の流れとして出場したいと思うのか)全く理解できないので、上手く説明できる関係者がいるならば聞いてみたい(おそらくこのショーで途方もなく儲けている人がいるのだろうが、そんなハナシはしてもらえないに違いない)。
今の時代、美貌と女性性と、ちら見えする出世欲を高らかに謳い、半裸の素人がダンスをして拍手してもらえるのはミスコンの舞台上くらいなのではないか。普通に考えたらちょっと恥ずかしくないか?
もちろん候補者の中には、知的訓練の必要な職業に就いている、あるいは就くことを希望している美女も何人もいるし、類いまれな技術を持っている美女も何人もいる。
が、じゃあなぜそっちで勝負しないの?
...と考えるのは、天から3つも4つも恵まれなかった者のヒガミなのか。
また、知識や技術で勝負するのは良くて、美貌で勝負するのはどうしてダメなの、と切り返されたら...
いやそれはね、男性による搾取を自らの手に取り返すためにはね...とフェミニストのような口調になってしまう。
ああ、どうしたって女神様には勝てそうにない。
井上章一が「美人論」にミスコンの歴史を取り上げていたが、忘れてしまったし、ここに世界レベルで戦う場合の我流ミスコン必勝原則をメモっておこうと思う。
一番偏差値が高いのはここ何年か毎年南米である。
その他ではロシア、インド。
長身、褐色の肌、褐色のロングヘア、真っ白な歯。
子どもが大好き!地球を守って!がキーワード。
ミスコンに力が入る国は、女性の社会的地位が比較的低い国である。
おや、6位までの入賞者がみなさんそっくり、というのは偶然ではないのだな。
みなさんそっくりさんなら、なぜ国対抗で競う意味があるのだ?なぜ「民族衣装」などという審査基準があるのだ?
美は多様である、美は女性の数だけある、とかいう歯の浮くような、しかし世間でも肯定されている「常識」は、ミスコンにおいては真っ赤なウソなのである。
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