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大暑に




危なかった。季節の感覚を失うところであった。


近頃では、友人から涼しげな真っ白い蘭の写真入り暑中見舞いはがきが来ても
『?』
理解するのにしばし時間が必要だったくらいだ。

このところずっと初冬のようだったからである。


やっと今日は25度を超えたか超えないかの夏日...大暑やもんな。

娘とそのお友達を連れて室内遊戯場へ行ったら、トタン屋根は猫も逃げ出すほど熱せられ(ゆえに屋内は温室状態で)ガラガラ、

バタイユを語る古~い浅田彰と中沢新一の対談を取り出して読もうとしたが、はあさっぱり集中できませんわ。
暑苦しいなあ。なんでこんなもん持ってきたんやろ...
巻末のピナ・バウシュ論が読みたかっただけと思い出したのは帰宅してからだった。



このところ駆使していた軽いコート、もうそろそろクリーニングに出したい。いや、出したら途端にまた寒くなりそう...



帰路、車のラジオから、20年前のヒット曲”Ella Ella”の、ベルギー人歌手によるリメイクが流れてきた。最近やたらと聞く。
(この前までは1986年のVoyage Voyageのリメイクだった)

フレンチポップスって、同語反復を好むのか(笑)?

それにしてもこの歌手、暑苦しい歌い方するなあ。

1988年のFrance Gall(<実は好き)にはもっとキッチュな哀愁があったよ。



暑苦しいと文句を言うやら、やっと暑くなったと喜ぶやら...季節感はどうやら「考えなくては思い出せないもの」となりそうな予感がする。

意味不明。

一番暑苦しいのはわたしや。


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