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一期に一度の会




どういうご縁か、真砂の数ほどあるブログ界にも特別な出会いがある。

これまた「運命?」と思うほど、わたし好みのブログを綴る方もいらっしゃる故、この世の無尽蔵な豊かさと、その豊かさにつながる可能性を授けてくれたインターネット技術に日々感謝する次第である。


わたしが無条件で引き込まれるブログというのは、

神戸とその界隈にお住まいで、周辺のことを書いておられるブログ
読んだらすっきり爽快、ぐちゃぐちゃなわたしの頭の中まで整理されたかと思えるくらい、明晰な文章で綴られるブログ
日常の出来事の切り取り方が非常に巧いブログ(<多くのランキング上位の人気ブログはここに含まれると思う)
筆者の、自分に対する距離の取り方が絶妙なブログ
ああ、こんなかわいい女になりたかった...とほのぼの(デレデレ?)させられるブログ


とにかく、ブログがなかったならわたしは10年以上も外国でやってこれなかったのではないか、と思うわけです。



そんな中、ショックが走る出来事がある。
時々ブログを突然やめてしまわれる方がいらっしゃことである。最近はそれでも減ったが、日記サイトからブログへの移行期などには消えてしまった方が多少あったと記憶している。

わたしは気が小さいのだろうか、めんどくさがりなのだろうか、気取っているのだろうか、そしておそらくその全部の理由で、愛読していているブログにコメントを入れたり、メールをしたりすることがなかなかできない。
だから常にほとんど遠くから星を眺めるように憧れているだけ、というスタンスになってしまうのだ。

ああ、一度でも「あなたのブログ、素敵です。愛読しています。」という直球メールを差し上げておけばよかった、と悔やまれる。

対照的なのは、わたしは根が関西のおばちゃんなので、面と向かっての絶賛は息をするように容易くできることだ。
公の場所で美女を見かけたりしたら「ほんとうにお綺麗ですね!」と口が勝手に動きそうになるのを阻止するのに骨が折れるし、先日、年に2度だけ発表会で会うお嬢さんが高校生になっていて、「んまああすごく綺麗になってるからびっくりしちゃったわあ」などとしつこく言って、そのティーンエイジャーは蒼白になってましたね。怖かったんでしょうね(笑)。


突如として更新されなくなった方の最期のエントリーを見ながら、便利になったとはいえ、人間の関係とは一期に一度の会、結局こういうものなのだと、しみじみする。

わたしだって拙ブログに興味を持って頂けたらうれしいし、娘のクラスメイトに「マダムはいつも綺麗」とお世辞を言われたら一日中世界は薔薇色だ(笑)。

一期に一度の会と心して日々を過ごそう、特に人を誉めるのは「また今度」などと思わず即実行、と誓うのであった。

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