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wanderlust





ロンドンで最も好きなお店の一つ、「旅」をテーマにした本屋さん、Stanfords
コベント・ガーデンの近所にある。

もともとは地図を扱う店で、創業250年以上だそうだ。

250年前...
帝国主義を推し進めるためには正確な地図が必要だったはずで、その美しき残滓とでも言えばいいのだろうか。
さすが大英帝国ですな。

当時から現代までの地図はデータとして残っており、リクエストで指定の時代と地域でプリントアウトしてくれる。

旅エッセイはもちろん小説などもあり、ベストセラーから、例えばセリーヌの「夜の果ての旅」などもあってハイブラウさがミーハーなわたしを喜ばせる。


わたしは夫とここに来るのが大好きだ。
いわゆるデートスポット(<書いていて恥ずかしい)。

幻の遺跡、土地の古名、憧れのホテル、遥かな海、おなじみの街の別の顔...
ここのような本屋では、思いがけないきっかけが生まれたり、予期せぬ出会いがある。まさに世界を漂泊しているような壮大な気持になる。
今回はモンテネグロ関係の本とサリー州のハイキング本その他を購入。
旅は旅の前のこういう時期が一番楽しい。


写真は2階の地図セクション(左)とギリシャのガイドブックセクション。ギリシャ・セクションは本棚2つぶんだが、これがイタリアなどになると4つか5つぶんになる。


さあ旅に出よう!
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