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Brugge Style
トラベル・ウォレットというロマン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/09/f8559eae34f0e49f86ebec6c113bb905.jpg)
このオレンジ色に抗えなかった...
入れているのはパスポートだけ。
かさばりはするが、でも携帯する。
なぜならば少し優雅で少しロマンだから。
最近は搭乗券も各種イベントのチケットも電子機器のアプリですっきり収まるようになり、印刷された紙を持ち歩く必要はほとんどない。
外貨も両替せずとも電子マネーで済ませられる。
今後はもしかしたらパスポートはチップになって身体に埋め込まれ、こういう旅行用財布というのは、大型客船時代のワードローブ型トランクや、コニャック用ハードケースなどのように消えて行くのかもしれない。
わたしが個人で一人旅を始めた80年代、旅行財布に入れておくものは多かった。
パスポート。
外貨。ヨーロッパはユーロで統一されていず、国境を越えるたびに貨幣が変わった。で、増える小銭と小額紙幣。
トラベラーズチェック。クレジットカード。
国際運転免許証。国際学生証。
複写式の航空券。リコンファメーションをするための電話番号を記した紙。
手紙やファックスで送られてきたホテルのコンファメーション。
見るたびに思い出が蘇ってくる手書きのレシート。アテネのレストラン安くておいしくて親切だったなあとか、カンクンのあのバアで飲みすぎたんだったなあとか。
財布に入れる以外でも電車の時刻表や分厚いガイドブック、地図、アドレス帳、本、とにかく持って歩く紙製品の多かったことよ!
そういえば週末のパーティーで、旅行にまつわる全てを取ってあるという女性がいた。
チケット半券、博物館パンフレット、コースター...
彼女は今もあの複写式の裏の赤い航空チケットを大切に保管しているそうだ。ちなみに英国航空の管理職の方で、ほとんど行かない旅の思い出を大切にしているとかいうわけではなく...おそらく彼女のコレクションは膨大なのだろう。
旅は何度しようが常に特別でロマンなのである。
(写真の写り方で財布の革がガタガタしているように見えるが、実物は定規をあてたように厳密に作ってある。スマイソンの名誉にかけて、わたしのヘタクソのせいであると記しておきます)
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