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Brugge Style
ワルシャワ、ロンドン、ショパン。

週末のBBC Promsは、2015年国際ショパン・コンクールの優勝者Seong-Jin Choが
ショパンのピアノ・コンチェルト2番を演奏するというので行ってきた。
もちろん於ロイヤル・アルバートホール。
実は2015年のコンクールの後、ロンドンで開催された勝者リサイタルに行ったものの
わたしは別の方が優勝するのではないか(はっきり言ってEric Luです)と期待していたのもあって
シロウトのどうしようもない独断と偏見で申し訳ないが、あまりいいとは思わなかったのだ。
プロムには当日まで行くかどうかは決めかねていたが
ショパンのワルシャワから帰ってきたばかりとあっては行かずにおられなかった。
そうしたらなんと!
ほんとうにすばらしかったのです!!!!!
さすがですね。
一度二度聞いたり見たりしただけで判断する愚かさを改めて知った。
自分が理解できないものや知らないものを、
偏見によって劣悪であるとか、不快であるなどネガティブな言葉で処理した途端、
成長や学びの機会は消え、結局は自分の生命力の枯渇を招く。
初見や異質なものに対する礼節と感動は忘れたくない。
EUユース管弦楽団の演奏もすばらしく、
続く、チャイコフスキーのシンフォニー6番も驚くほどバランスが取れた演奏で
ほんとうにもう、音楽家になりたかったと激しく後悔したここ数日数週間であった。
最後の若きミュージシャンたちのフラッシュ・モブがさらに羨ましく、
彼らが輝きすぎて「うらやまし死に」しそうだったの...(笑)
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