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Brugge Style
ウィーン(は都市全体が)・コンツェルトハウス
素晴らしすぎて現実離れ...
去年11月のわたしの誕生日のサプライズが微妙に失敗だったので、夫が企画してくれた今回のウィーン訪問の目玉。
INTERPRETEN
Gidon Kremer, Violine
Mischa Maisky, Violoncello
Martha Argerich, Klavier
PROGRAMM
Ludwig van Beethoven
Sonate g-moll op. 5/2 für Violoncello und Klavier (1796)
Mieczysław Weinberg
Sonate Nr. 5 op. 53 für Violine und Klavier (1953)
***
Valentin Silvestrov
Serenade für Violine solo (2009)
Igor Loboda
Requiem für Violine solo (2014)
Dmitri Schostakowitsch
Klaviertrio Nr. 2 e-moll op. 67 (1944)
演奏内容とコンツェルト・ハウスの舞台のセッティングから、近い方がいいだろうと前から三番目の席を選んだのが大正解!
アルゲリッチの魅力にヤラレタ。
こんなに楽しくていいの?!
Weinbergのソナタは、Spotifyで聞くレコーディングでは、高音がキンキンしているようでシロウトの耳には全くピンとこなかったのだが、生は全くの別物、複雑で、豊かで、馥郁と香る演奏だった。
デジタル化してある音は「音だけ」を抽出するからだろうか。
Kremerは、演奏を始めるとまるで青年のようになり、音に色香ただよう。
フォワイエで現金のみの支払いということを知らず(壁が分厚くて電波が飛んで来ず、インターネットに安定してつながらないそう)、いつものように夫もわたしもカードしか持ち合わせていなかった。
ATMは外にしかないと聞き、幕間のシャンパンはあきらめようとしたところ、なんとバーテンダーの女性がおごってくれたのも決して忘れないだろう(笑)。
そんなに絶望的に飲みたそうな顔をしていたのか、わたし。
現実離れ、というと、ウィーンへ来たら絶対に行くセセッション館を午後2時前に出た時はこんな快晴(まだクリスマスの飾りが置き去りにされているのもシュール)。
そして、レオポルド美術館のVienna 1900展で、シュルレアリズムの作品を見ていたら、雪のウィーンの絵が...
夢かしら。
フロイト的には雪は何の象徴?
と思ったらそれは窓で、入館してから1時間半ほどの間に雪が積もっていたのだった。
夢よりも現実の方がシュール。
その部屋から左を見るとクリムトのこの絵が。
『死と生』。
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