2016年度の明星大学大学院博士前期課程の入試問題を見て「解答できない」事実に驚愕してしまったのですが・・・
いったい私はどんな問題を選択して解答したのか気になったので、2008年3月9日(日)に実施された入試問題を引っ張ってきました。私が解答したのは以下の2問。
①総合的な学習の時間において、情報通信技術を如何に活用しうるか、またその際の方法論について記述しなさい。
②生涯学習の目標の一つは学習者の「自己実現」にあると言われているが、その意味することについて述べなさい。
これは凄い!偶然ですが、①は現学長が出題された問題で、②は前学長が出題された問題で、その2問をピンポイントで選択しております。問題は12問から2つ選択する方式ですが、正直、この2問しか解けません。いや、教育現場出身者ではない私にとっては、この2問ですら、理論に基づき、正確に答えられたか微妙です。
ちょっと気になって調べた明星大学受験の際の資料でしたが、その中から、産能大学時代のゼミの恩師が書いてくださった「推薦状」がでてきました。今は亡き恩師ですが、今でも思い出すのが、明星に行く前に、産業能率大学大学院に合格を電話で報告した際に、本当に喜んでくださったこと。
恩師のゼミからは、同期だけでも私も含め4名、歴代ゼミ生を合わせると相当数の院生が誕生しております。しかし、恩師は産能大学講師にもかかわらず、ゼミ生からは産能大学大学院に進学する学生はいなかったとのこと。5期生にして、ようやくって感じだったのでしょうね。
恩師はゼミに入る際に「志望書」を書かせていたのですが、その志望書に「進学を希望する大学院」という欄があり、そこに「明星大学大学院」と「放送大学大学院」と書いて提出しました。結局、その2つの大学院は、両方とも修了することとなりました。本当、「目標を書くこと」の持つパワーは凄いです。
このブログは産能大学に入学した年の、2004年8月21日からスタートしておりますが、その中で、いくつも「やりたいこと」や「目標」を語ってきました。叶わなかった夢も多々ありますが、それ以上に、叶った目標の多いこと。やりたいことをブログで公表すること、目に見える形で書き綴ること、それが目標を顕在化させ、「何を」「どのように」「いつまでに」対応していかなければならないかが明確になるわけで。あと、多くの方々にコミットすることで、自分の限界すら突破できる力が湧き起こることも事実です。
「できないと思われることをやり遂げる」。頭の中で呆然と考えると、「とてもじゃないけどムリ!!」って思うことでも、私がやり遂げれば、「忙しいサラリーマンでもなんとかなるんだ」と思っていただくことができ、乗り越えることができないと思い込んでいた高い壁が、実は、跨いで乗り越えることができる程度の障壁とわかっていただけるはず。そんな思いから過去の生涯学習を公開しております。
自己の生涯学習なんて、私自身が死んでしまえばゼロクリア。無に帰ります。ただ、このブログを見て、誰かが、生涯学習に取り組んでいただければ私が生きてきたことにも、少しは意味があったかな~と思えます。それは、私が恩師から与えてもらったものを、次の挑戦者に繋いでいくことでもあるのですから。