とんかつ桂

小平市にある唯一のとんかつ100名店。

それが、「とんかつ桂」です。この店の前を何度も通りましたが、いつも閉店状況。それもそのはず、ネットの情報では「一日3時間しか営業していない幻のお店」とのこと。道理で、いつも閉まっているわけです。営業時間は11時開店で食材がなくなるまで。3時間程度との噂です。

今回は11時10分前ぐらいに着きましたが、誰も並んでいませんでした。「一番の乗りか？」と思いましたが、既に開店していたようで、席は２つしか空いていませんでした。でも、どうにか、念願かなってとんかつを注文することができました。

ポリシー通り、まずは、一番安い「ロースかつ定食」を頼んでみることとしました。朝食を食べて4時間ほどしか経過していないこともあり、まだ、それほど空腹ではなかったので、ボリュームのある「上ロースかつ定食」や「かつ丼」にしなくてよかったと思います。で、こちらがロースかつ定食。

「上ロース」と「普通のロース」の違いは、私が思うに大きさ。上ロースの方が300円高いですが、1.5倍ぐらいの大きさがありそうでした。ご飯は1回のみおかわり可能。キャベツは制限なくおかわりできそうですが、最初の段階で山盛りのキャベツが盛られるので、おかわりする人はほとんどいませんでした。キャベツのおかわりは、私が在店中はわずか1人だけ。

それにしても、キャベツも大盛りなら、お新香も、なめこの味噌汁も大盛り。本当、すがすがしいほどのボリュームです。女将さんも明るくて気配りよく声をかけて下さるし、大将は本当愚直かつ真剣にとんかつを揚げておられるし。揚げたての、熱いカツを手で持って、ザクザク包丁で切っていかれます。多くのとんかつ店で、タイマーを使って時間を計ってとんかつを揚げていますが、こちらはマスターの勘で、また、これが絶妙な揚げ加減。プロですね。

こんどは、皆さんが絶賛しておられる「かつ丼」を食べに行きたいと思っております。本当、美味しかったです。ごちそうさまでした。

文化の違い？

以前、炊込みご飯の素を名古屋で買って、東京に持ち帰りました。

三重県に本社を構える「ヤマモリ」の「九州かしわめし」。名古屋に住んでいて「ヤマモリ」を知らないともぐりです。近所の「マックスバリュ」でパック寿司なんかを買って、小さな寿司醤油をもらってくると、概ね「ヤマモリ」の醤油です。各種、釜飯の素にも強い地場の名門とでも言えばいいでしょうか。私にとっては「オリエンタル」や「すがきや」と並ぶ好印象の会社です。

で、その「ヤマモリ」の「九州かしわめし」は手つかずの状況で残っておりました。家内いわく「トリ皮の炊込みご飯なんて・・・」とのこと。家内は焼き鳥でも、トリ皮は食べない派。誤解を解くべく「かしわ」って、「トリ皮」じゃなくて「ニワトリ」のことなんだけと・・・とネットの説明文も交えて説明。ようやく理解いただきました。ネットの説明文は以下の通り。

「鶏肉」は、ニワトリ(鶏)の肉のことをいいます。牛肉や豚肉と並んで日本で日常的に食用とされる肉のひとつですが、主に「ブロイラー」と呼ばれるアメリカ発祥の食肉用の白いニワトリ(鶏)の肉のことを指す場合がほとんどです。「鶏肉」を、中部地方の一部、関西地方、九州地方で「かしわ」と呼ぶことがあります。これは、「ブロイラー」が導入される以前に日本在来種のニワトリ(鶏)を「かしわ」と呼んでいたことに由来します。

家内は関東人。私は関西人だし、「ヤマモリ」は中部（いや、三重県は近畿か？）。ということで、私と「ヤマモリ」は共通認識「かしわ」＝「ニワトリ」なのですが、家内は「かしわ」≒「かわの一部」と誤解が生じてしまったようです。生きてきた文化圏が違うと、こんなことでも、説明していかないと、誤解を引きずることとなります。

それにしても、中部の一部＋関西地方＋九州地方以外の方々は「かしわ」って、本当にニワトリのイメージがないのでしょうか？加えて、「トリ皮」って、ブヨブヨして食べれないという方もいるかもしれませんが、ブロイラーではなく、本当の「かしわ」の「トリ皮」だったら、美味しいと思うのだけれど。。。どうなんでしょう？？

さて、この問題が顕在化したのは、小平にある近所のスーパーで、同じ「九州かしわめし」の炊込みご飯の素を買ってきてしまったため。わざわざ名古屋から輸入しなくても、徒歩圏のスーパーに同じ商品があるなんて・・・それはそうと、やはり、名古屋に三年以上住んでいると、丸美屋よりヤマモリをセレクトしてしまいますね。あと、すがきやが出している「みそ煮込みうどん」5袋入りも、488円で売っていました。

名古屋のマックスバリュだと、特売で298円、通常378円で売っている商品ですが、運送コストがかかっているのか488円となっています。