国会議員の会食は禁止するって案が出ている。
もう、国民は冷静な判断ができないのであろう。国会議員が人と会わなければ、何の仕事をするというのだろう。今、この段階で「大規模な集会」や「大人数での会合」は言うまでもなくアウト。そして、芸能人が含まれるような「忘年会」やら「新年会」も当然アウト。しかし、今後の政策を左右するような「調整」や、キーパーソンを説得するような「直談判」は命を賭してもやって欲しいと思っている。
でも、きっと、この愚国のマスコミは、このコロナの緊急事態の下でも、「人数」のみを根拠に、「また、ルール破りの会合です」とか、鬼の首を取ったよう報道するのだろう。ましてや「禁止」にしてしまうと、裏でネゴしていることさえ「隠密で会合」とか「ステルス飲み会」とか、きっと、国民を煽る報道をするに違いない。そして、愚かな国民は、そのメディアのシナリオ通り、国会議員に憤るのだ。これじゃ、トランプ支持者と変わらない。トランプが支持者を煽って死者をだしたのと同様、マスコミが面白おかしく、視聴率を取れるような報道をして、場合によっては死者がでるかもしれない。
何度も何度も言うが、マスコミは会合の人数なって些末なことを報道するな!そんな報道をするなら、どうしてこんなに後手後手になったのか、どうして緊急事態宣言にまで至ることとなったのか、あるいはGoToとコロナの因果関係、各国のコロナ対策や成功事例、そういう、我々を啓蒙するような報道をしてくれよ。マスコミとしての使命を果たしてくれよ・・・
とはいえ、マスコミがこんな無意味な報道に体力を使うのも、我々国民が愚かだから。未来に向かって誠心誠意頑張っている会合も、芸能人と一緒に無意味な時間を過ごす会合も、内容も吟味せず「人数6人、即アウト」とするから、国会議員もやってられないだろうに。
「リモートでやれよ!」って言っても、いきなり日本人の国民性を無視して、「根回し」をハッキングリスクのある状況でできるわけがない。あるいは、社会心理学的にも、リモートでは、ノンバーバルコミュニケーションが著しく阻害され、まとまる話もまとまらない。義理人情を貴ぶ人に対しては、どんな雄弁かつ立派な演説よりも、目の前で、土下座した方が効果がある。あるいは、信頼関係を築くためには、口約束よりも、一回の握手、いや、一回のハグの方が裏切りを生まない。
今まで記事を書いてきて、やれ、「会合するな」とか「会合しろ」とか一貫性が無いようにも見えてしまうかもしれない。でも、自分自身としては一貫していると思っている。すなわち「コロナを蔓延させないため不要不急の人との接触を減らす」「役割を持っている人はコロナに怯えず自分の役割期待を果たす」「コロナ禍の時期だからこそ家族は結束する」「コロナ禍の下では常識的な行動がとれない可能性があるので必要以上には叩かない」ってことでしょうか?
まあ、私も愚かな国民の一人なので、当然のことながら、私の考えが「正解」であるとは思っていません。しかし、コロナに関する記事を書くのに、他者を迎合するため、右往左往するのもおかしいので自分の信念で述べていこうと思っています。