家にいると時間はゆっくりと過ぎていきます。
最近、ついつい疎かになっていた「阿弥陀経」をBGMに打鍵しております。単身赴任のうちに、諳んじることができるようになるのが目標でしたが、浄土三部経では一番短いとはいえ、なかなか、10分以上も読経するのに時間がかかる阿弥陀経を覚えきるのは難しく。とはいえ、9割程度は覚えているのですが。
やはり「仏説阿弥陀経 如是我聞・・・」とはじまると、背筋が伸びます。BGMといいつつ、一緒にに唱和してしまいますから(笑)。
阿弥陀様はお釈迦様とは違うのですが、ついつい、摂食障害になっている状況を思うと、お釈迦様がスジャータから乳粥をもらった逸話を思い出します。私も、一度断食してみたら、食事の有難さをわかるかもしれません。
あるいは、お釈迦様がチュンダが差し出した「豚肉(あるいはきのこ)」を食べて入滅したという逸話も思い出します。「豚肉」といえば「とんかつ」。もうすぐ450食目の味噌カツとなりますが、このまま食べ続けると、私も死ぬのかな~と漠然と死を感じずにはおられません。
仏教学専攻で学ぶ前は「仏説阿弥陀経」も知らなければ、「浄土三部経」もしらなかったし、お経が「如是我聞」で始まるということも知らなけば、スジャータの話、チュンダの話も聞きかじり程度の内容だったと思います。そう、武蔵野大学大学院時代は、毎週のように、20冊図書館で借りて仏教関連図書を読んでいましたから。さすがに、1000冊は無理ですが、やはり数百冊は軽く超えるだけの本は読んでいるし、手元にも、それなりの仏教関連図書が常備されています。
院生の当時は、気が付きませんでしたが、お寺の子として生まれていない、一般のサラリーマンとしては、トップレベルで仏教関連図書を読んでいるのでは?といっても、それが仕事で活きるわけでもないのですが。
されど、仕事には役立たないといいつつ、失敗なんかすると「人生、一切皆苦だから・・・」とか、転勤なんかさせられた日には「諸行無常か・・・」とか「親鸞聖人も法難にあわれて流刑に処せられているし・・・」とか、諦めの気持ちは持つようになりました(笑)。そんな感じかな。。。