この記事には後日談があります。2013年11月3日かりおかここに記すφ(._.)カキカキ
時限リレーの地味な実験その2 -FET- ←クリック
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一瞬スイッチをON-OFFすると、しばらくリレーがONになるという”時限リレー”の回路です。
タイマー回路と言えばタイマーIC555という便利なICがありますが、ICはICを動かすための待機電力が必要になったりしますので、いつでも機能ICを使えば良いというものでも無いと思います(-_-)゛
この回路は簡易で便利なので、今後のためにも、よく使うパーツで簡単な実験をしておくことにしました。
実験回路はこのようなものです。
設定時間の幅に余裕を持たせるため、ダーリントン回路にしました。
●コンデンサ容量とタイマー時間の関係
最初に、抵抗を330kΩに固定し、コンデンサの容量を変えてみました。
う~む、予想のとおり、容量とタイマー時間は比例しているようです。
10μFで13秒、2200μFで54分程度か(・_・ )ゞ
設計できるタイマー時間は、これくらいのオーダーということですね。このような数値を知っておくことが、工作員にとっては大切なことなのであります(`_´)b
しかし、工作でタイマー時間を調整できるようにしたい場合、通常はコンデンサではなく、抵抗を半固定抵抗にして、抵抗値を変化させることになります。
●抵抗値とタイマー時間の関係
今度は、コンデンサを220μFに固定し、抵抗値を変化させてみました。
こちらは単純に比例とはいきませんでしたね。
RCの時定数が同じでも、抵抗を変えるとベース電流が変化してしまいますしねぇ。
抵抗をあまり小さくすると、トランジスタの定格を超えてしまいますので、ある程度コンデンサ容量を大きく(タイマー時間を長く)したい場合は、おのずと最短のタイマー時間にも限界が出てしまいますねぇ。
ベースエミッタ間に抵抗を設けてより短時間に調整することはできましたが、最長時間も短くなってしまうので、トレードオフってとこですね。
今回のようにシリーズで測定をしてみたのは初めてでした。
こういう地味な実験は、いろいろハマるとキリがないのですが、ひとまずここまで。”時間に限りがあります”からっ(;´д`)ノ