2005年6月12,13日に横浜赤レンガ倉庫で開催された、エコカーワールド2005に行ってきました。
ハイブリッドや電気自動車を始め、CNG車やLPG車まで幅広く展示される本イベントですが、なんといっても目玉は試乗会!中でもお目当てはエコカーの大本命、燃料電池車の試乗!なんせ、水しか出ない究極のエコカーですから!
会場は意外に人がいっぱい。試乗会も30分待ちと盛況でした。残念なのは、1台しか試乗できないとの事。CNGのレガシィやリチウムイオンの三菱コルト、ゼロスポーツも魅力的でしたが、ここは初志貫徹ということで、ホンダの燃料電池車、FCXの同乗試乗に決めました。
試乗時間まで45分ほど時間があったので、ヤマハの電気スクーターEC-02に試乗(このインプレは次回また)。帰ってきたころには丁度ピッタリの時間でした。
さていよいよFCXの試乗の始まりです!静かにこちらに向かってきて、目の前に止まるFCX!凄い!当たり前だけどエンジンの音がしません!ただ、完全に無音という訳ではなく、「フォーーーーン」という冷却ファンらしき音が常に聞こえます。見た目ははっきり言って普通のクルマ。ロゴのやや大きい版といったところでしょうか。ドアを開けて乗り込むとフロアが高い!メルセデスのAクラス並です。ここに燃料電池やモーターが入っているのでしょうか。インパネ類は普通です。「では行きますよ」というスタッフの声と同時に静かに走りだすFCX。おぉ!!すごい、本当に走ってるぞFCX!!これが本当に水素と酸素があんなふうにこんなふうに←詳細は不明 なって走ってるクルマなのか!「ちょっと加速してみますね」の声と同時に、いきなり湧き上がるトルク!!は、速い!新幹線の加速のようだ!流石は電気モーター、27kgのトルクは伊達じゃない。
そんな訳で、あっという間の同乗試乗でしたが、本当に貴重な経験でした。量産化にはおそらくまだいくつかハードルがあるのでしょうが、試乗した限りは本当に普通の静かな乗用車といったかんじで、なんら違和感は感じませんでした。むしろ、走り去っていくときにジェット機のように「キュイーーーーン」と高周波サウンドを響かせるところなど、おもわずカッコイイと思ってしまうほど。恐らく私が生きているウチには燃料電池車の時代がくるんでしょうねー。感慨深い1日でした。
FCXの動画(1.27MB、ASF形式)
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