BMWの最上級、アクティブハイブリッド7に試乗しました!
しかもF04と言われる世代で、4.4L V8ツインターボにハイブリッドを組み合わせ、450馬力という怪力セダン!
ハイブリッドを燃費のためではなく、パワーのために使うこのモデル、どんな走りを見せてくれるのでしょうか。早速インプレです!
●居住性★★★★
とにかくでかいですね!デザインがシャープなので勘違いしがちですが、5mを超える巨体です。居住空間は文句なしですね。そして高速長距離移動がとにかく疲れません!今回は二日で600kmほど移動しましたが、翌日もどこも体が痛くなりませんでした。サスは市内はノーマル、高速はスポーツモードがちょうどいいですね。コンフォートは揺れすぎてちょっと気持ち悪いというか、セッティングが煮詰まっていない感じです。静粛性は、静かではありますが、最近の5シリーズの方が静かに感じます。
●動力性能★★★★
重いので、低速からドカンという加速ではないですね。ちょっと一瞬間を置いて、悠然と加速して行く感じです。特に高速道路では、どのスピード域からでもグングン加速して行くのが流石。
●ハンドリング★★★★
街乗りではちょっとダルな感じで、最新モデルに比べるとスポーティさに欠けます。2世代前の5シリーズのような安定重視のハンドリングですね。ただ、これが高速道路に移り、スポーツ+モードにすると、高速コーナーでもガンガン曲がっていきます。
●総合評価★★★★
試乗してわかったことは、この車はアウトバーンで上位に君臨することに焦点を当てて作られてるということですね。街中ではBMWらしからぬちょっとダルな感じで、見切りもレンジローバー程よくないのですが、高速道路ではピッタリ焦点が合うような安心感とスポーティさを見せます。ちょっと中途半端なのが、安定感を求めるならメルセデスのSクラス、街中での気持ちよさならジャガーXJに軍配が上がります。1200万円の価値があるかは微妙ですが、今なら中古で250万円くらいなので、ちょっとした新車のコンパクトカーのオプション満載と同じ価格と考えるなら、断然お買い得です。燃費もリッター7くらいなので、このサイズにしては悪くないですね。高速道路をスポーティに君臨したい方、オススメです!
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