クラウン2.0ターボSに試乗しました!
今や数少ない国産セダン。時代が変わっても、常に純日本市場向けとして生き延び続けてきたクラウンですが、最近は欧州セダン勢に対抗するため、かなりスポーティな味付けになってきています。それにしても、あのクラウンが今やターボとはいえ2Lですよ!本当にクラウンらしさは健在なのでしょうか?早速インプレです。
●居住性★★★★★
さすがトヨタの最上級クラスだけあって、居住性は非常にいいですね。
空間も広いですし、乗り心地も適度にしまっていて、かといって固くはなく快適です。静粛性も高いですし、内装の質感もデザインも上質です。
●動力性能★★★
残念ながら、嫌な予感は的中ですね。踏み込めばそれなりにスポーティと言えるパワーを発生するのですが、低速トルクが薄く、しかも踏み始めの部分にラグがあります。。欧州車でも小排気量をターボで補ってる車は多々ありますが、明らかに経験と熟成が不足してますね。このラグはいただけません。
●ハンドリング★★★★
ちゃんとしてますね。一時期のクラウンのどこを走っているのか分からないようなインフォメーションの薄さはなく、リニアで不安感のないハンドリングです。ボディ剛性の高さも効いてますね。ハイブリッドより軽快です。
●総合評価★★
何より低速でのアクセルを踏み込んでからトルクが発生するまでのラグが痛いです。高級車、クラウンとなれば、軽く踏んだだけでもスッと発進するような上質さが求められます。もしくは普及価格帯の実用セダンならこの特性でも許されるかもしれません。でも、クラウンクラスでこれはないですね。ハイブリッドの方がかなりマシです。
では、動画をどうぞ。